発毛の兆しとして起こる抜け毛が増える現象を「初期脱毛」と言います。

毎日発毛の現場に立つ発毛技能士から見れば、「当たり前」の減少で驚くことも恐れることも一切ありません。

今日はどれだけ発毛したら初期脱毛が起こるか?を頭皮画像で解説します。

初期脱毛に関して詳しく書いた記事はこちらですので初期脱毛が何かわからない方は参考になさってください。初期脱毛を徹底解説。男女別の抜け毛の量や時期とその対策。

【目次】

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発毛中の頭皮画像

発毛
この頭皮画像は実際にスーパースカルプ発毛センターに通われているお客様のものです。

画像に毛先が写っている短い毛が新しく発毛した髪になりますが、画面に6本ほど確認できます。

マイクロスコープで撮影している範囲は縦横2センチくらいの小さい範囲なので、そこに5本以上発毛している時点で爆発的に発毛中といえます。

これだけ生やすのは自己流では不可能だと思われます。

毛根のおしくらまんじゅう!?

初期脱毛とは、発毛の兆候(サイン)として一時的に抜け毛が目立って増える現象の事を指します。

初期脱毛で抜け落ちる毛は、ほとんどが休止期と言ってすでに成長がとまって抜け落ちるばかりの毛です。

つまり、元気な新しい毛が発毛し毛穴から伸びることによって、休止期の毛が一斉に毛穴から押し出されて抜けるのです。

わかりやすく例えるならば、毛穴の中の「おしくらまんじゅう」で負けた弱い毛が抜け落ちる現象を初期脱毛と言い、発毛の兆候として決して悪い事ではありません。

初期脱毛か?の見極め方

次に不安を解消できるように、初期脱毛中の抜け毛がどうかを判別する方法を2つご紹介します。

抜け毛の量と質をチェック!!

まず日中にA3の白い紙を用意し、そのうえで髪を無造作に手ぐしをして落ちた抜け毛を観察しましょう。

この時、生え際が薄毛の人の初期脱毛の場合は、3センチくらいの短い抜け毛が多くて50本など大量に簡単に抜けます。

一方で、つむじや全体の薄毛に方は生え際の初期脱毛よりも少し長くて細く弱い毛がたくさん抜けます。

これは薄毛の状態のヘアサイクルの乱れをそれぞれ表していて、生え際に行くほど短い状態で成長が止まってしまうためです。

わざと抜けさせるようで抵抗を感じる方も多いかと思いますが、手ぐしで抜けるような毛はすでに成長が止まってしまっている毛なので、その日か翌日中にはいずれ抜ける運命なのです。

髪のコシ(硬さ)をチェック

初期脱毛の期間中は弱い髪質の抜け毛が抜け落ちる一方で、逆に根元から太くコシが出て元気になる髪もたくさんあります。

その理由は成長期の次のサイクルの退行期(成長が止まった状態)の毛が再び成長期にもどったり、根元が太く立ち上がったりするからです。

つまり、初期脱毛中は抜け毛が増えて髪の量は減るが、髪にコシがある状態になることが多いです。

これが、毎日お客様の発毛のそばに立っている発毛技能士だからこそ説明できる初期脱毛の特徴なのです。

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