副交感神経って言葉を聞いたことはありますか?
あなたの体の中には自分の意思とはうらはらにあなたの生命を維持するために勝手に働きかけをしている神経があるのです。 それを自律神経といいます。
自律神経失調症とかいう言葉を聞いたことはありませんか?この自律神経というものは二つに分かれています。
体の緊張と活発性をつかさどる交感神経と体をリラックスさせリンパ球の産出をうながす副交感神経です。体はこの二つが調整しあって健康な体を維持しています。
ここでみなさんの体をどちらよりの体にしたほうがいいのかといいますと、副交感神経支配にしたほうがいいのです。 では、交感神経支配にするとどうなるかというと、体がいつも緊張した状態になり、イライラしたり、ストレスを感じたり・・・ こう聞いただけでもいやになりますよね?
ストレスを感じることが多いと答えた人は癌にかかりやすいそうです。そして、ストレスはホルモンバランスの崩れは、抜け毛や薄毛にもつながるのです。
副交感神経に支配されると、体はリラックスでき、体の中の病気を治したり、はたまた癌細胞におかされた体を治したり驚くべき力を持っているのです。
でも本当は何も不思議に思うことは無いのです。だってこれは本来生まれたときから、人の体に備わった力ですので、うまく使いこなせていないだけなのです。 今ではこのように、本来備わっている力を最大限に引き出し、体を一番いい状態にもっていく、「自然治癒力」に関心が集まっています。
さて、それでは、副交感神経優位な体にするにはどうするのかというと、体をリラックスさせてやればいいのです!
そんな副交感神経を優位な状態する簡単な方法は、入浴です。
ぬるめのお風呂で下半身浴をします。体の中には血液がながれていますから、下半身で温められた血液が全身に循環することで体全体が温まりリラックス効果を生み、さらに、ぬるめのお風呂には長くつかるようにし、体の芯から温まるようにしてください。冷やすより温めたほうが良いと言われています。
リンパ球の産出をうながし、体循環がよくなり体の新陳代謝がうながされますので体は温めてあげてください。
これで副交感神経優位になり体がリラックスし、ここちよい眠りにつけるようになります。
また睡眠をとる時間で、一番副交感神経が優位になる時間は午後10~午前2時の間と言われています。お仕事や家事などで忙しい中、なかなかこの時間に睡眠をとることは難しいかと思いますが、できるだけこの時間帯に睡眠をとるようにしましょう。