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薄毛の原因といっても、とにかくたくさんの要因が考えられます。
中でも仕事は一日の大半の時間を費やす時間になりますので、その中に薄毛の原因がある場合は、より薄毛の進行が早まる可能性があります。
今回は全国のスーパースカルプ発毛センターのお客様のデータをもとに、職業別の薄毛の原因について紐解いて考えていきたいと思います。
事務職(パソコン作業)
お客様の職業の中でもはやり割合が多いのがパソコンを使っての事務職ですが、ここにも「眼精疲労」という薄毛の原因が潜んでいます。
誰でも経験があると思いますが、超時間パソコン画面やスマートフォンを凝視すると目がシバシバして疲れ目を起こします。
疲れ目が続くと目元のクマや落ちくぼみなど目元の印象が老けてきますが、髪にも以下のようなダメージを与えます。
×血行不良
髪は漢方では「血余」と呼ばれるほど、髪にとって血液は欠かせないものです。眼精疲労を起こすことで血流が目の周りに集中し、こめかみや生え際の薄毛や白髪の原因になります。
×システィン(アミノ酸)不足
目の角膜の主成分はシスティンであり、また髪の栄養の元もシスティンというアミノ酸です。
眼精疲労を起こすと目の角膜の補修にたくさんのシスティンが使われることになり、髪に行き届かなくなってしまうため抜け毛、パサつきの原因になります。
ビタミンⅭ不足で頭皮環境が悪化
パソコンを休憩なしで3時間凝視するだけで体内のビタミンⅭの量が3分の1に減少するといわれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けて血管や頭皮を丈夫にします。また抗ストレスホルモンの分泌を促し、ストレスによる細胞のダメージを防ぐ役割を果たします。
不足すると、頭皮環境や血管に悪影響はもちろん、ストレスによる自律神経の乱れや消化不良など多くの薄毛の原因を招くこととなります。
目の疲れ対策
薄毛が気になる方で目が疲れがちな方は以下のような目のケアを心がけましょう。
・デスクワーク中は時々目を休ませる。
・帰宅後はコンタクトをすぐに外す。
・ブルーライト対策メガネをする。
・目の上にホットタオルで温める。
・システィンやビタミンⅭを積極的に摂取する。
システィンが多く含まれる食材
大豆、ひじき、カシューナッツ、しらす
ビタミンCが多く含まれる食材と食べ方
・赤ピーマン、芽キャベツ、菜の花、ブロッコリー、柑橘系の果物
ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、野菜の調理時間は手早くすることが大切です。切った野菜を長く水に漬けない、調理後はすぐに食べたり煮汁も一緒に摂ることが大切です。
果物もビタミンCを多く含みますが、野菜を食べず果物だけで補おうとすると糖質の摂り過ぎになるので、野菜とのバランスを考えて食べましょう。
(1日の推奨摂取量:101mg)