脱毛の原因のひとつにシャンプー、リンスの影響があります。もし、皆さんが、人ごみに行く機会があったら、他の人の頭頂部(頭のてっぺん)を見てみてください。
もちろん失礼になりますので、気づかれないように見ていただきたいのですが、確率的に見て男性も女性も頭頂部から薄くなっている人が非常に多いことに気がつくと思います。
これはいったいなぜなのでしょうか?
それはシャンプーを一番原液に近い状態で最初に着ける部分だからと考えられています。
シャンプーの成分ですが、約70%は水です。そして次に多いのが合成界面活性剤」といわれる泡を立てる成分です。シャンプーの大半はこの合成界面活性剤がメインになります。シャンプー・リンスには洗浄成分の表示がありません。
合成界面活性剤なのか石けんなのか見分けることができません。
これはシャンプーやリンスなど人の体に直接つけて使用するものは、化粧品類に分類されていて、薬事法(厚生労働省担当)で決められた「指定成分」を表示すれば良いことになっているからです。
「指定成分」とは、シャンプー・リンスの容器には、「エデト酸塩」(変質防止・保存剤)、「パラベン」(殺菌・防カビ・保存剤)「ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)」(酸化防止剤)などの表示が書いてあります。
この表示は、「指定成分」といって、厚生労働省が「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れがある」として表示を義務づけた物質で、102品目あります。
しかし、厚生労働省が許可している化粧品用の原料は約3000品目あります。
ということは、「指定成分」102品目以外の約2900品目については何が入っているか知らされていないことになります。
「指定成分」はアレルギー・接触刺激・皮膚毒性・発ガン性などを引き起こす安全上問題とされる物質ですが、知らされていない約2900品目にも、同じように危険な物質がたくさんあるのです。
しかし、売り場に並んでいるシャンプーやリンスのほとんどは、合成界面活性剤(分類名は高級アルコール系など)が入っているいわゆる「合成シャンプー」、「合成リンス」なのです。
シャンプーに使われている合成界面活性剤は、最近ではアミノ酸系の物もあり、体に優しそうに聞こえますが、合成界面活性剤には変わりはなく、頭皮や髪に悪い影響を与え続けるのです。
そんなシャンプー・リンスを使い続けても良いのでしょうか。
もし、頭頂部が薄くなっているなら危険です。
ぜひ安心できるシャンプーとリンスを使ってください。