新型コロナウイルス感染予防のためのが外出自粛やSNSの影響などもあり、筋トレブームと言えるほど自宅でトレーニングをする方が多くなっています。
そんな中、気になるのが筋トレと薄毛の関係性ではないでしょうか?
今回は女性が筋トレをするのは髪にとって良い事なのか?悪い事なのか?について考察していきましょう。
【目次】
女性の筋トレは髪に良い?悪い?
結論から言うと女性にとって筋トレは育毛発毛を促し、薄毛を予防するうえで良い事です。
髪を元気で健康に保つためには基礎代謝が活発であることがとても大切です。
毛穴の奥で髪の種が生まれる部分を「毛母細胞」と呼びますが、1日に10億個もの毛母細胞が活発に細胞分裂して初めて髪が伸びます。
基礎代謝量が低下すると、この細胞分裂を維持することが出来なくなり、徐々に抜け毛、薄毛に繋がります。
また、筋肉量が増えることで血液を送り出すポンプの役割が強まることから血行が改善します。
このことからも筋トレは髪に良いと言えます。
基礎代謝と髪の関係
それでは「基礎代謝」について深堀りして行きましょう。
基礎代謝とは内臓を動かしたり、体温を維持するのに絶対的に必要な「生きていくのに最低限必要なカロリー」のことを言います。
私たちは寝ている間も内臓を動かす基礎代謝によってカロリーを消費しています。
そしてまさに、髪も睡眠中に一番伸びますので、この基礎代謝量は育毛発毛の上でかなり重要な要素になります。
基礎代謝アップは筋肉から
基礎代謝を良くする。つまり基礎代謝量を増やすことは、薄毛予防のみならず肌の調子を整えたり、太りにくく痩せやすいからだ作りに繋がります。
この基礎代謝量を増やすには、筋トレやヨガなどの運動で筋肉量を増やすことがとても有効です。
逆に筋肉量が少なく脂肪が多くなると、基礎代謝量も少なくなるため、抜け毛の増加や太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。
特に女性は、男性に比べて筋肉量が少なく基礎代謝が下がりやすいので、筋トレは女性にとっておすすめの育毛習慣になります。
筋肉量と冷え性の関係
髪にとって血液は栄養です。血液は全身に体温を運びますので、冷え性は血行不良のサインになります。
その冷え性の原因の一つが筋肉量の低下です。
静脈は老廃物などを回収し、からだの外に排出する役割がありますが、この静脈は筋肉の動きによってスムーズに流れます。
基礎代謝によって心臓が正常に血液を動脈に送り出し、筋肉によって静脈を正常に機能させることで細胞の隅々まで血液を循環させることが出来ます。
薄毛のほかに、便秘、不眠症、下痢、肩こりなどの症状が慢性的にある女性は、頭皮ケアと合わせて「筋トレ」を日常に取り入れましょう。
次回の記事では、どんな筋トレを行うべきか?について触れていきたいと思います。