猫っ毛の人の場合、髪全体のボリュームが比較的小さいことから薄く見えてしまうためハゲや薄毛になりやすいと思われがちですが、これは本当なのでしょうか?
今回は、そんな猫っ毛に悩んでいる方に向けて猫っ毛はハゲるのか?猫っ毛につながる原因と改善方法について詳しく解説していきます。
現在猫っ毛・薄毛を気にしている方や、最近髪の毛が細くなりハリコシについて悩んでいる方は是非ご参考ください!
猫っ毛はハゲや薄毛になりやすい?
「猫っ毛の人はハゲや薄毛になりやすい」と聞いたことはありませんか?
猫のように柔らかく細い髪質の方は、毎朝のセットでボリュームが出にくく苦労するのはもちろんのこと、髪にハリコシがないことから薄毛に見られてしまうことがあると思います。
しかし、髪質の多くは遺伝によりあらかじめ決まっているため細く柔らかい髪の毛だからといって一概にハゲやすいわけではなく、太くコシのある髪質の方より薄毛になりやすいということもありません。
ですが、加齢やストレスが蓄積するに連れて大人になってから後天的に細く柔らかく髪のハリコシが無くなってきた方は注意が必要ですので、猫っ毛になってしまう原因や生活習慣、その改善方法などをご紹介します。
猫っ毛にはタイプがある
猫っ毛には大きく分けて2種類のタイプが存在し、主に生まれつきから髪質が細く柔らかい先天性タイプと、大人になってから徐々に髪質が変化し髪のハリコシが失われていく後天性タイプがあります。
ここでは、この2種類の違いをご紹介します。
先天性タイプ | 後天性タイプ |
---|---|
生まれつき | 大人になってから |
ハゲやすさは関係ない | ハゲる前兆の可能性アリ |
髪質を変えるのは難しい | ある程度改善の余地がある |
まず、先天性タイプの方は生まれつきの遺伝であることからハゲやすさとは関係ありませんが、反対に言えば硬い髪質に変えたり髪を太くしたりすることは難しいと言えます。
しかし、間違ったヘアケアによるダメージに気づきにくい髪質でもあるため日頃から髪のメンテナンスに気をつけましょう。
対して、後天性タイプの方は何らかの生活習慣や日頃の蓄積された疲労やストレスによる影響が考えられるため、薄毛に繋がる前兆と捉えられるケースもあります。
後者の場合でしたらホルモンバランスの変化が大きく関係している可能性も懸念されますので、この記事の改善方法を読んで実践してみてください。
猫っ毛につながる原因とは?
先ほどお伝えしたように人間の髪質は遺伝が大半を占めるため、生まれつき猫っ毛である先天性タイプだからといってハゲや薄毛につながりやすいということはありません。
それに対して、大人になるにつれて徐々に髪が細く柔らかい猫っ毛になりボリュームが出にくくなってしまった後天性タイプの方は、髪にダメージや何らかの悪影響を受けている可能性が考えられます。
その後天性タイプの方が受けているダメージや悪影響の主な原因として以下の点が挙げられますのでチェックしてみてください。
- 加齢にともなう髪のハリコシの低下
- ストレスの蓄積や睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れ
- 過度なシャンプーや間違ったヘアケアなどの髪トラブル
原因1. 加齢にともなう髪のハリコシの低下
歳を重ねるごとに肌だけでなく髪の毛も影響を受けるため、結果として猫っ毛になってしまうこともあります。
よくある事例として「加齢にともなって髪の毛一本一本が細く柔らかくなってしまい、髪全体がうねるようになってしまった」という悩みがありますが、これには加齢による2つの原因が挙げられます。
頭皮のたるみによる毛穴の変化
顔の皮膚がたるみほうれい線ができるように、頭皮の皮膚がたるむことで毛穴にも変化が起きて髪の毛の生え方や形状が変わってしまい、うねりのもとになる場合があります。
年齢を重ねるにつれて皮膚や毛穴が弱くなり、うねりやパサつきをはじめとした髪の悩みが増えてしまうのも後天性タイプの猫っ毛の方にありがちな原因と言えるでしょう。
髪の毛内部の密度低下
髪の毛に必要な栄養を自ら作り出す機能は主に20代がピークで、それ以降になると徐々に栄養が作られなくなり髪に十分な栄養が行き届かなくなるため、加齢とともに内部がスカスカになってしまいます。
そのため、不十分な栄養であることから髪のハリコシが失われ、猫っ毛になってしまうケースも考えられるでしょう。
原因2. ストレスの蓄積や睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れ
後天的に猫っ毛になってしまう原因は加齢だけでなく、生活習慣や精神的な状態が大きく関わっており日頃から注意する必要がありますので、その具体的な要因をいくつかご紹介します。
慢性的な睡眠不足
通常、髪の毛は副交感神経の働きにより分泌される成長ホルモンに影響されますが、副交感神経は22時から2時に最も活発になるとされているため、過度な夜更かしを繰り返していると次第に髪の成長を妨げてしまうことになります。
積み重なった睡眠不足は若ハゲや薄毛を招くことに繋がりますので世代問わず注意が必要です。
栄養バランスの悪い食事
現代人は野菜不足の方が多くコンビニ弁当やファーストフード、お菓子などといった塩分過多かつ栄養に偏りのある食べ物ばかりを摂取しがちです。
また、三食取らないことや不規則な時間に食事をすることでホルモンバランスが乱れてしまい髪の成長を止めてしまいますので、後天的に猫っ毛や薄毛になってきた方はシャンプーを変えたりヘアケアをする前に生活習慣を見直しましょう。
運動不足による血行不良
血の巡りを良くして栄養を全身に運ぶためには運動が必要不可欠ですが、デスクワークの多い方や日頃体を動かす習慣のない方は血行が悪くなってしまい、髪に栄養が行き届きづらくなってしまう可能性があります。
ですので、後天的な猫っ毛を防ぐためにも日頃からの適度な運動をお勧めします。
日常生活におけるストレスの蓄積
仕事や家族、友人などの対人関係やコミュニケーションにおいてのストレスは多くの方が経験されていることだと思われますが、過度なストレスに見舞われるとホルモンバランスが乱れてしまい髪にとっても悪影響を及ぼしかねません。
プライベートや趣味をはじめとした娯楽に触れることで積極的なリラックスを心がけ、精神的ストレスを軽減させ穏やかな生活を送りましょう。
原因3. 間違ったヘアケアによる髪トラブル
適度な運動や生活習慣の改善をしても間違った髪のケアを繰り返していると、知らず知らず頭皮に負担がかかるだけでなく髪が痛んでしまい、猫っ毛になってしまうケースも考えられます。
その間違った具体的なヘアケアをいくつか紹介しますのでご参考ください。
過度な洗髪・洗い残し
髪を必要以上に洗うと、頭皮の油分を奪ってしまい乾燥肌を招き過剰に油分が分泌されるようになりますので、結果的に髪の毛がベタつき不衛生な状態になってしまいがちです。
加えて、十分に洗剤を洗い流せていないと毛穴詰まりを起こして汚れがたまってしまうため、猫っ毛や薄毛を誘発する要因になりかねません。
肌に合わないシャンプー
シャンプーやトリートメントなどの種類は髪質ごとに別れていることが大半ですが、刺激の強いものや自分の肌に合わない洗剤を繰り返し使用していると思わぬ髪トラブルに遭遇してしまうこともあります。
自分に合わないシャンプーを使い続けているとフケの原因にもなり得ますので、まずは自分にあった洗剤を見つけるところから始めましょう。
ドライヤーの間違った使用
ドライヤーやヘアアイロンを髪に当て続けると徐々にダメージが蓄積してしまい、髪本来の栄養が失われ猫っ毛になってしまうこともあります。
また、熱の当てすぎも髪に対してよろしくありませんが、お風呂上がりに髪を乾かさずに自然乾燥させてしまうのも猫っ毛になる原因と言われています。
このような間違ったヘアケアを続けていると薄毛やハゲにも繋がりますので日頃から注意するようにしましょう。
猫っ毛の改善方法は?
「自分は後天的に猫っ毛になったからハゲるか心配…。」
「猫っ毛を治すにはどうしたらいいの?」
ここでは、そんな猫っ毛でお困りの方に向けて改善方法をいくつかご紹介します。
- 生活習慣を見直す
- ストレスを発散する
- 正しいヘアケアをする
生活習慣を見直す
上記でお伝えしたように、後天的に猫っ毛になった方の多くは生活習慣によるものですので、まずは日頃の行いを改善する必要があります。
人間は睡眠をとることで英気を養うだけでなく、特定の時間帯において多く分泌される「成長ホルモン」によって身体を回復させます。
髪も同様で、成長ホルモンが行き届くことによって発毛の元となる細胞が活性化して髪が育つため、猫っ毛を改善するためには質の良い睡眠をとることが必要不可欠です。
加えて、運動不足による血行不良を起こしてしまうと食事で摂取した栄養を十分に巡らせることが難しくなり、放っておくと抜け毛や薄毛にも繋がりかねません。
エネルギーの多くは血液とともに流れているため、日頃から運動をして活性化させ血流改善を試みましょう。
ストレスを発散する
人間はストレスを受けると自律神経のバランスが著しく低下して免疫の後退や血行不良を招くだけでなく、ホルモンバランスの崩壊により脱毛効果のある男性ホルモンが分泌されてしまう懸念があります。
これにより、睡眠の質が悪くなることから髪に多大な影響が発生して猫っ毛やハゲ・薄毛に繋がる可能性が考えらます。
現代はストレス社会と言われているように、社会人をはじめ学生や子どもといった多数の方が年齢に関係なく日頃からストレスを溜めがちですが、抱えている問題をすぐに解決することは非常に難しいでしょう。
後天的な猫っ毛を改善するためには、このような問題を解決することが最善ですが、まずはストレスを極力溜めずに発散することを心がけましょう。
正しいヘアケアをする
後天的な猫っ毛の方の多くは上記2つが主な原因と思われますが、それでも解決しない方は日頃のヘアケアを見直すと良いかもしれません。
ダメージを受けた状態の髪はキューティクルが開いてしまい常に絡んだり引っかかったりしますので、傷んだ髪のまま放置してしまうとますます抜けて薄毛や猫っ毛に繋がります。
お風呂へ入る前に髪をとかして絡まったホコリやチリを落としたりシャンプーをつける前にお湯でしっかりと汚れ洗い流すなど、日頃の習慣に一工夫するだけで髪や頭皮へのダメージは抑えられますのでぜひ試してみてください。
自分にあった洗剤を探すことは大切ですが、なかなか改善しない場合は髪を切ってダメージを受けた箇所を少しずつ減らしていくことも良いでしょう。
なによりもまずはバランスの良い食事と十分な睡眠をとり、ストレスを発散させて猫っ毛を改善しましょう!
まとめ|猫っ毛が気になる・ハゲや薄毛でお困りの方へ
この記事では、猫っ毛の特徴や原因をはじめその改善方法についてご紹介しました。
冒頭でお伝えしたように、先天的に猫っ毛な方は遺伝によるものですので薄毛やハゲになりやすいのかと心配する必要はありませんが、後天的に猫っ毛になってしまった方は生活習慣やヘアケアトラブルによるものが大半であるため、改善することをおすすめします。
しかし、自分の猫っ毛が先天的なのか後天的なのか、何が原因で猫っ毛になったのかなどを特定するのはなかなか難しく、常に忙しく時間のない方や自分ひとりでどうしたら良いのかわからない方にとっては深刻な問題でしょう。
そのような場合でしたら、一度専門の方に相談して悩みを解決してみてはいかがでしょうか?
スーパースカルプでは猫っ毛についての相談はもちろんのこと、薄毛や抜け毛対策のプロ発毛技能士が一人ひとりに適した改善方法をアドバイスいたします。
病院に行ってAGA治療を受けたもののあまり効果を得られなかった方や、最近薄毛に悩んでいる方などはお気軽にご相談ください。