私たちは、ヘアカラーをすることで自由に髪色を変えることができます。
好きなファッションやイメージに合わせていろんな髪色にできるのは、仕事や家事に対してのモチベーションにもつながりますよね。
しかし、おしゃれに欠かせないヘアカラーも、やりすぎるとハゲる原因になるという話があります。
せっかくおしゃれなカラーに染めても、将来的にハゲるのであれば控えた方がいいのかなと思う人もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、カラーはハゲる原因になるのか、対策方法はあるのかといった点について解説していきます。
ヘアカラーはハゲる原因になる?
ヘアカラーは、おしゃれの一環として経験したことがある方がほとんどでしょう。
「ヘアカラーがハゲる原因になる」と言われることも多く、気になっている方もいると思います。
実際のところ、ヘアカラーそのものがハゲる原因になるわけではありません。
しかし短いスパンで繰り返しヘアカラーをしたり、ヘアカラーの方法によってはハゲる原因にもなりうるでしょう。
では、どういった場合にヘアカラーがハゲる原因になるのでしょうか?
キューティクルを剥がしてしまう
ヘアカラーをすると、キューティクルにダメージを与えます。
キューティクルの役割は、外部の刺激から髪の毛の内部を守ることです。
1〜2ヶ月おきにヘアカラーをすると、そのたびにどんどんキューティクルは剥がれます。
次第に髪の毛も細くなっていき、全体のボリュームもなくなっていき、その結果薄毛になったようにみえてしまいます。
これは繰り返し行なったヘアカラーによって、髪の毛の内部がダメージを受けていることが原因です。
カラー剤が毛穴詰まりなどに繋がる
ヘアカラーをする際、カラー剤が頭皮に付着してしまいます。
カラー剤を塗布したあとは、数分〜数十分置くことが多いです。
その中で、カラー剤が毛根に浸透することがあります。
そしてカラー剤が毛穴に詰まって、ヘアサイクルの乱れに繋がることがあるのです。
ヘアサイクルの乱れによって、抜け毛や薄毛を引き起こします。
こういったことが、「カラーはハゲる」といわれる原因といえるでしょう。
ヘアカラーのメカニズムと髪の毛への影響
ここでは、ヘアカラーのメカニズムについてご紹介します。
どういう仕組みで髪が染まり、そしてダメージに繋がるのでしょうか。
一般的に美容室で行われているヘアカラーは、まず髪の毛の表面にカラー剤を塗ります。
カラー剤には、髪の毛のキューティクルを開く役割もあるのです。
そして「コルテックス」という髪の毛の内部に、カラー剤が浸透するのを待ちます。
コルテックス内部のメラニン色素が分解され、カラー剤に含まれる染料が定着すると髪の毛が染まるというメカニズムです。
本来、髪の毛を外的刺激から守るキューティクルを剥がし、さらにコルテックスを変化させるわけですから髪の毛が負うダメージは計り知れません。
ヘアカラーの種類によってダメージが異なる
ヘアカラーには、いくつか種類があります。
例えば、ヘアマニキュアも髪の毛の色を変えたいときに行われる施術方法です。
ヘアマニキュアは、コルテックスまでカラー剤を浸透させません。
キューティクルにカラー剤を付着させて、髪色を変化させます。
コルテックスに浸透させない分、ダメージを抑えることが可能です。
しかし、時間とともにカラー剤が落ちていきます。
その際に、キューティクルも一緒に剥がれ落ちてしまうことがあるのです。
キューティクルが剥がれ落ちると、髪の毛へのダメージがかなり大きくなるため気をつけなければなりません。
ヘアブリーチは髪の毛がかなり傷む
ヘアカラーをする際、入れる色によってはヘアブリーチを行うことがあります。
このヘアブリーチは、かなり髪の毛を傷める原因になるのです。
ヘアブリーチでは、カラー剤ではなくブリーチ剤を使用します。
ブリーチ剤で髪の毛のメラニン色素を分解し、明るいカラーにできます。
メラニン色素を分解するため、髪の毛に与えるダメージは大きいです。
希望のヘアカラーによっては、ブリーチを2回以上施すことも珍しくありません。
その場合、言うまでもなく髪の毛は大きなダメージを負っています。
ハゲるのは嫌!ヘアカラーの対策方法はある?
ハゲるのは嫌だけど、ヘアカラーは楽しみたいという方も多いと思います。
ヘアカラー自体がハゲる原因になるわけではないので、適度なペースでカラーリングするなら問題ないでしょう。
それでも髪の毛へのダメージが気になるのであれば、きちんと対策を立てたうえでカラーリングするとよいです。
では、どういった対策があるのかご紹介していきます。
美容室でヘアカラーをお願いする
近年では、市販のカラー剤も販売されており、自宅で気軽にカラーリングできます。
たしかに手軽ではあるのですが、市販のカラー剤は薬が強めになっているものが多いです。
それに自分で染めるとなれば、頭皮にカラー剤が付着する恐れもあります。
また見えない箇所もあり、色ムラができてしまう可能性もあるでしょう。
結果、何度も染め直していれば髪の毛へのダメージは蓄積されていくことになります。
そのため、髪の毛を染める場合は、プロの美容師にお願いするのがおすすめです。
髪の毛や頭皮のことを考えて、カラー剤をチョイスしてくれます。
施術後には、ヘアトリートメントなどヘアケアを受けることも可能です。
髪の毛にやさしいシャンプーなどを使う
ヘアカラーをしたあとは、ダメージ対策として髪の毛にやさしいシャンプーなどを使用してください。
アミノ酸系シャンプーや天然由来のトリートメントを使うなどして、髪の毛をしっかり保湿し潤いをキープしましょう。
洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要以上に皮脂を落としてしまう恐れがあります。
油分の不足分を補うために皮脂が過剰分泌され、頭皮の毛穴詰まりを引き起こす可能性があるのです。
日常的に行うシャンプー・トリートメントだからこそ、配合成分を注視して選ぶようにしてください。
定期的にスペシャルケアを行う
定期的にスペシャルケアを行うのも、ヘアケア対策の一つです。
例えば、頭皮マッサージやヘアパックといったものがあります。
頭皮うおマッサージすれば、頭皮の血行を促進することが可能です。
血行促進すれば、頭皮に必要な栄養が行き届くようになりますので、首や肩周りが凝りやすい方は、定期的にほぐしてあげてください。
頭皮も身体と同じで、凝り固まってしまうことがあります。
しかし凝っているかどうかわかりづらい箇所でもありますから、意識的にマッサージなどをしてあげるとよいでしょう。
カラーでハゲる原因まとめ
今回は、ヘアカラーがハゲる原因になるのかという点についてお話しました。
結論としては、ヘアカラーそのものがハゲる原因にはなりません。
ただし何度もヘアカラーをして髪の毛や頭皮に負担をかけ過ぎると、ハゲる可能性が高まるでしょう。
最近では、髪の毛へのダメージを抑えたカラー剤なども出てきています。
髪の毛のことを思いやりながらであれば、いろんなヘアカラーを楽しむとよいでしょう。
しかし度重なるヘアカラーによって、髪の毛が傷んでいたり細くなったりしているときちんとした対策が必要です。
何も対策しないままだと、それこそハゲることに繋がる可能性もあります。
どのように対策・改善すればいいかわからないという方は、まずスーパースカルプ発毛センターへご相談ください。
髪の毛・頭皮の状態に合わせた対策・改善方法をご提案いたします。