「頭皮湿疹の症状は?」
「頭皮湿疹は抜け毛や薄毛になる?」
頭皮にかゆみを感じたりフケが出たりといった経験がある場合は、頭皮湿疹を引き起こしている可能性があります。頭皮湿疹の種類によっては、抜け毛が増えて薄毛に繋がってしまう可能性があるため対策が必要です。
そこでこの記事では、頭皮湿疹の種類や原因、AGAとの関係性、そして頭皮湿疹の対策方法についてご紹介していきます。頭皮に湿疹や炎症、乾燥といった問題を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
抜け毛や薄毛の原因になる頭皮湿疹の種類とは
頭皮にかゆみやフケといった症状が起きている場合、「頭皮湿疹の可能性が高い」と言っても、頭皮湿疹には様々な種類があることをご存知でしょうか?
頭皮湿疹の種類によっては、さらに抜け毛や薄毛が進行してしまうことにも繋がりかねません。まずは頭皮湿疹のサインや種類を確認して、抜け毛の原因になる頭皮湿疹について知っていきましょう。
頭皮湿疹の主なサイン
そもそも頭皮湿疹とは、頭皮が炎症を起こして小さな水ぶくれや頭皮が乾燥を起こしてガサガサとした状態になっていることを指します。
頭皮湿疹は頭皮に現れるいくつかのサインから自分で確認することができます。頭皮湿疹のサインは主に以下の4つが挙げられます。
- フケ
- 頭皮のべたつき
- シャンプーやワックスがしみる
- 頭皮の赤みやかゆみ
この症状が全て頭皮湿疹に直結するとは限りませんが、早期発見の1つの指標として覚えておきましょう。
特にシャンプーやワックスがしみると感じる方は頭皮湿疹が起きている可能性が高いため、早めに頭皮環境の改善に取り組む必要があります。
頭皮湿疹の種類は?抜け毛や薄毛に発展する頭皮湿疹はある?
頭皮湿疹には、以下のような種類があげられます。
- 接触性皮膚炎
- 皮脂欠乏性皮膚炎(乾燥性皮膚炎)
- アトピー性皮膚炎
- 膿痂疹(のうかしん)
- 脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)
接触性皮膚炎は、シャンプーや摩擦、金属などさまざまな刺激によって頭皮に炎症が起こっている状態です。
アトピー性皮膚炎は、肌のバリア機能が低下してダニや汗などさまざまな外的刺激が原因で炎症を起こします。
膿痂疹(のうかしん)は、かゆみを伴う湿疹のことで黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が関係しているとされ、小さな水ぶくれができるのが特徴です。
脂漏性皮膚炎は、頭皮の皮脂が過剰分泌されることで、頭皮の常在菌である「マラセチア菌」と呼ばれるカビの1種が増殖し炎症を起こした状態です。脂漏性皮膚炎は対策しないと抜け毛や薄毛に発展することもあります。
最後に皮脂欠乏性皮膚炎とは、脂漏性皮膚炎とは逆に頭皮の皮脂が足りなくなることで頭皮が刺激を受けやすくなり炎症を起こす状態です。そのため、頭皮には皮脂の分泌量を適度に保つ必要があるのです。
脂漏性皮膚炎は抜け毛を引き起こす可能性がある
上記でご紹介した頭皮湿疹の中でも、「脂漏性皮膚炎」抜け毛や薄毛を引き起こす可能性があります。
脂漏性皮膚炎になると頭皮にかゆみやフケ、赤みといった症状が現れ、マラセチア菌と呼ばれるカビが頭皮に増殖してしまうのです。普段から頭皮が脂っぽいと感じる方は、頭皮湿疹の対策をしないままにしていると脂漏性皮膚炎に発展する可能性があるでしょう。
脂漏性皮膚炎を放置していると、AGAと同様に薄毛につながることもあるため、「脂漏性皮膚炎かも?」と思った方はすぐに対処しましょう!
また脂漏性皮膚炎とAGAには共通する原因もあるため、原因を知ったうえで対策しないと抜け毛・薄毛といった問題を悪化させてしまいかねないので注意が必要です。
では、頭皮湿疹の1つである脂漏性皮膚炎の原因はどういったものがあるのでしょうか?
抜け毛を引き起こす脂漏性皮膚炎の原因とは
抜け毛や薄毛につながる恐れのある頭皮湿疹「脂漏性皮膚炎」の原因について、ご紹介していきます。
- ストレス過多
- ホルモンバランスの変化
- 睡眠不足
- 脂っこいもの中心の食事
- 間違ったヘアケア
脂漏性皮膚炎は、主に上記のようなものが原因であると言われています。
これらは、AGAの原因としてもよく言われているため、抜け毛や薄毛を対策をする上で見直さなければならない項目といえるでしょう。
脂漏性皮膚炎の原因①ストレス過多
日頃からストレスを溜め込むと、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまい頭皮の皮脂分泌が多くなります。
そのため、仕事やプライベートでストレスを感じている方は、溜め込んだままにしておくと脂漏性皮膚炎を引き起こすリスクが高いと言えるでしょう。
十分な睡眠時間を確保することや適度に運動する他にも、趣味に打ち込むなど自分に合った方法でストレスを解消することが大切です。ストレスを感じやすい世の中ですから、自分なりにきちんとケアしながらストレスコントロールをしていきましょう。
ホルモンバランスの変化
脂漏性皮膚炎は、加齢や妊娠・出産などによるホルモンバランスの変化も原因の1つとされています。
そのため、脂漏性皮膚炎をはじめとする頭皮湿疹は男性だけではなく女性も生じることがあるのです。男女ともにホルモンの分泌量は20代後半をピークに減少するため、30代以降はより頭皮環境に気を配る必要があります。
女性は妊娠や出産によるホルモンバランスの変化も脂漏性皮膚炎のような頭皮湿疹が現れる原因にもなるため、適度なストレス解消や生活習慣の見直しが大切になってくるでしょう。
脂漏性皮膚炎の原因②睡眠不足
毎日遅くまで仕事をしている方や夜ふかししてしまって睡眠不足に陥ると、成長ホルモンの分泌が低下して頭皮のターンオーバーに悪影響を与えます。
また十分な時間寝ているつもりでも、睡眠の質が低ければ結果として睡眠不足になるため、ゆっくり身体を休められるように睡眠の質にもこだわる必要があるのです。
基本的なことですが、寝る直前までスマホを触ったり、コーヒーを飲んだりするという行為は寝付きを悪くするため控えたほうがよいでしょう。
脂漏性皮膚炎の原因③脂っこいもの中心の食事
普段から脂っこいものばかり食べていると、カロリー摂取量が過剰となり肥満に繋がります。
肥満になってしまうと頭皮の皮脂分泌量が増えるため、結果として脂漏性皮膚炎になる可能性を高めることになるのです。太るのは簡単ですが痩せるのは大変であるため、普段から摂取カロリーと消費カロリーを管理しながら栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
タンパク質中心の食事に変えることで、髪の毛の主成分であるタンパク質を摂取しながら脂漏性皮膚炎の改善も見込めます。
脂漏性皮膚炎の原因④間違ったヘアケア
本来、分泌される皮脂は外的刺激から頭皮を守る役割を持っているため、適度な量の皮脂が頭皮に分泌されるのは実は良いことなのです。
しかしシャンプーをして皮脂汚れなどを落とさないと、脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチア菌の餌になってしまいます。
とはいえ洗浄力の強いシャンプーで必要な皮脂まで洗い落としてしまうと、頭皮が乾燥しやすくなるため注意が必要です。皮脂が足りなくなると油分を補うために皮脂を過剰分泌してしまい、頭皮環境を悪化させてしまいます。
自分に合ったシャンプーを使うことや過度な洗浄をしないことに気を付けて、正しいヘアケアを行いましょう。
頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)になりやすい人の特徴
上記のような脂漏性皮膚炎の原因を踏まえて、頭皮湿疹になりやすい人はどのような特徴があるのでしょうか?
こちらでは、頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)になりやすい人が普段から行っている特徴を3つご紹介します。
頭皮湿疹になりやすい人①不規則な生活習慣
不規則な生活習慣になっている人は、頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)になりやすいでしょう。
上記でもお伝えした通り、頭皮湿疹は睡眠不足や脂っこいもの中心の食生活が原因になると言われています。
そのため、昼夜逆転の睡眠時間がバラバラな場合や好きな食べ物ばかリ食べていると脂漏性皮膚炎となり、最終的に抜け毛や薄毛の症状が現れます。
毎日睡眠時間は最低でも7時間は確保して身体をゆっくり休めることやタンパク質や野菜を中心とした食事に変更するなど、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
頭皮湿疹になりやすい人②誤ったシャンプー洗浄
誤ったシャンプー洗浄は、頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)になりやすいと言われています。
誤ったシャンプー洗浄とは、1日に何回もシャンプー洗浄を行うことや爪を立ててゴシゴシ頭皮を洗ってしまうことが挙げられます。
毎日シャンプーすることは頭皮湿疹の対策として有効ではありますが、高頻度でシャンプーすることや頭皮の汚れを落とすためにゴシゴシ洗ってしまうことは逆効果になりかねません。
頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)にならないためには、2回目以降の洗浄はリンスだけで洗うことやシャンプーは泡立てて優しく洗うなど頭皮に気を使った洗浄が大切です。
頭皮湿疹になりやすい人③自分に合ったシャンプーを使っていない
自分に合っていないシャンプーを使い続けてしまうことも頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)になりやすいでしょう。
シャンプーは保湿目的や皮脂コントロール目的など、それぞれ頭皮環境を改善する強みがあります。逆に間違えたシャンプー選びをしてしまうと、頭皮環境を悪化させてしまうことも考えられるのです。
そのため、乾燥を改善したい場合は保湿できるシャンプーを使うことやアレルギー体質の方は低刺激の優しいシャンプーを使うなど、ご自身の頭皮環境に合わせて最適なシャンプーを使うことで頭皮湿疹の予防にもなります。
頭皮湿疹による抜け毛や薄毛の対策方法について
頭皮湿疹の中でも脂漏性皮膚炎を引き起こしている場合、放置していると抜け毛や薄毛に繋がる可能性があるため対策が必要です。
ここからは、頭皮湿疹による抜け毛を防ぐための対策方法を4つご紹介していきます。
頭皮湿疹の対策方法①生活習慣を見直す
まず自分でもできる範囲の対策方法としては、生活習慣を見直すという点です。
例えば、食事面で脂っこいものばかり食べている場合は、積極的にサラダを食べるようにするなど栄養バランスを考えた食事に切り替えましょう。ただし、サラダを食べる場合もドレッシングを大量にかけてしまうとあまり意味がないため、食べ方にも注意が必要です。
また、夜ふかしで睡眠不足に陥りやすい方は、夜ふかしの原因を把握して対策しましょう。
スマホを触ってしまう方は寝室にスマホを持っていかない、寝付きが悪い方は湯船にゆっくり浸かる、軽いストレッチをするなど睡眠対策を行うことをおすすめします。
頭皮湿疹の対策方法②ヘアケア方法を見直す
脂漏性皮膚炎のような頭皮湿疹を防ぐためには、頭皮の皮脂汚れをしっかりと洗い落とすことが大切です。
しかし洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと必要な皮脂まで洗い落としてしまうため、石油系界面活性剤など頭皮に良くない成分が入っているシャンプーは使わないなど、自分に合ったシャンプーを選んで正しいヘアケアを行うようにしましょう。
また、頭皮湿疹の対策としては、保湿成分・美容成分配合のものやノンシリコンシャンプーを使うといったヘアケア方法も効果的です。
頭皮湿疹の対策方法③皮膚科を受診する
シャンプーや生活習慣を変えても頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)が改善されない場合は、皮膚科を受診しましょう。
皮膚科を受診することで、市販で買うことができない薬を処方してもらうことができることや医師から適格なアドバイスをもらうこともできます。
頭皮湿疹はそのままにしておくと抜け毛や薄毛の症状に発展することがあるため、改善が見込まれない場合は早めに皮膚科に行くことをおすすめします。
頭皮湿疹の対策方法④発毛サロンに相談してみる
「頭皮湿疹の原因が分からない」「どのように対策すればいいか分からない」という方は、発毛専門のサロンなどに相談することをおすすめします。
発毛サロンであれば、整った設備の中で専門知識・技術を有した専門家が頭皮湿疹(脂漏性皮膚炎)の原因を調べてくれるでしょう。
また、原因に合った正しいケア方法や対策方法を提案してくれるため、抜け毛や薄毛になる前に頭皮湿疹を改善することができます。
頭皮湿疹の原因と対策方法まとめ
頭皮湿疹はフケや赤みの症状がサインとなりますが、頭皮湿疹の1種である「脂漏性皮膚炎」は抜け毛や薄毛につながる恐れがあります。
脂漏性皮膚炎の原因は、ストレスや睡眠不足、偏った食事、間違ったヘアケアなどが挙げられます。
生活習慣やヘアケア方法に関しては、自分自身で見直して対策を立てられますが、人によっては「どのように改善していけば良いかわからない」というケースもあるでしょう。
そのような場合は、ぜひスーパースカルプ発毛センターにご相談ください!頭皮湿疹の原因をお調べしたうえで、1人ひとりに合ったケア方法・対策方法をご提案させていただきます。
今なら発毛実績98.7%の施術を6,600円の特別価格で体験できるコースもあるため、抜け毛や薄毛でお困りの方は是非お近くのスーパースカルプ発毛センターにて気軽にお問い合わせください。