みなさんの中には、髪の毛・頭皮に触れたときやシャンプーをした際などに、頭皮が痛いと感じた経験がある方もいるのではないでしょうか?
頭皮に痒みを感じて掻いた際に頭皮を傷つけると痛みが生じるケースもありますが、頭皮が痛い原因にはさまざまなものが挙げられます。
そこでこの記事では頭皮が痛いと感じる原因や、痛みが発生した際の対処法などについて解説していきます。
目次
頭皮が痛いと感じる原因には何がある?
頭皮が痛いと感じている方の中には、ピリピリした痛みやズキズキした痛みなど人によってさまざまな感じ方をされている方もいることでしょう。
頭皮の痛みと言っても実はさまざまな症状があり、大きく分けると以下の3つの原因が挙げられます。
①皮膚炎
②頭皮神経痛
③外傷
まずはそれぞれの頭皮が痛い原因について確認していきましょう。
頭皮が痛い原因①皮膚炎
頭皮が痛い原因としてはまず皮膚炎が挙げられますが、皮膚炎と一口に言っても多種多様な症状があり、例えば皮脂欠乏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などがあります。
他にも頭皮に湿疹ができるという括りでいえば、脂漏性湿疹や膿痂疹(のうかしん)、毛包炎(もうほうえん)、頭部白癬(とうぶしらくも)なども挙げられるでしょう。
これらの主な症状としては頭皮の痛みをはじめ赤み・痒みが生じることもあり、さらに何も対処しないと抜け毛などを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
頭皮が痛い原因②頭皮神経痛
頭皮が痛いと感じる方の中で、ピリピリとした痛みや頭・耳の後ろ側あたりも痛いと感じる場合は、頭皮神経痛が原因となっている可能性が考えられます。
慢性的に頭痛に悩まされている方や、仕事柄・体質的に肩こり・眼精疲労を起こしやすい方は、この頭皮神経痛によって頭皮が痛いと感じるケースが多いようです。
頭皮神経痛は末梢神経が圧迫されることで生じるとされており、ストレスや疲労を溜め込み過ぎると起こりやすくなります。
頭皮が痛い原因③外傷
ズキズキと頭皮が痛む場合は、何らかの外傷を受けたことが原因となっている可能性があるため、「頭を打った・頭皮を強く掻きむしった」などの心当たりがないか思い返してみましょう。
頭を打った場合は痛みや腫れのほか患部に熱を持つこともあり、時間が経過すれば徐々に良くなっていくこともありますが、頭部の外傷は脳にダメージを受けている可能性もあるため病院を受診することをおすすめします。
また頭皮に痒みを感じて爪などで強く掻きむしってしまうと頭皮が傷つき、そのできた傷から雑菌が入って炎症を起こし痛みが悪化することも珍しくありません。
頭皮が痛いときの対処法は?健康的な頭皮を手に入れよう
頭皮が痛い原因に応じて適切な方法で対処していく必要がありますが、頭皮に痛みが生じているときは頭皮環境が悪化している可能性もあるため、ダメージを最小限に抑えて健康的な頭皮を目指すことが大切です。
そこでここからは頭皮が痛いときの対処法や、健康的な頭皮を維持するための方法についてご紹介していきます。
頭皮が痛いときの対処法①外的刺激から頭皮を守る
頭皮が炎症を起こして痛みを引き起こしている場合は、これ以上状態を悪化させないためにも外的刺激から頭皮を守ってあげなくてはなりません。
例えば夏場など紫外線が強い時期は、何も対策せずに外出すると頭皮が紫外線ダメージを負ってしまうため、帽子・日傘・頭部専用のUVスプレーなどで紫外線対策しましょう。
他にもエアコンの効いた部屋に長時間いると、頭皮が乾燥してバリア機能が低下してしまう恐れがあるため、直接エアコンの風に当たらないようにするか化粧水で保湿するなどして対処することをおすすめします。
頭皮が痛いときの対処法②適切な方法でシャンプーをする
本来皮脂は頭皮のバリア機能の役割を果たしていますが、洗浄力の高いシャンプーを使用していると必要な皮脂まで洗い落としてしまい、バリア機能が低下して刺激に敏感になり痛みにつながりかねません。
そのため自分の肌質に合ったシャンプーに買い換えることが重要なポイントですが、自分に合ったシャンプーを使っても間違った洗髪方法を行なっていると、結果として頭皮がダメージを負ってしまいます。
シャンプーをするときは指の腹を使って優しく力を入れすぎないように行い、すすぎ残しのないようにしっかりとシャワーですすぐようにしましょう。
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頭皮が痛いときの対処法③ストレスを溜め過ぎない
肩こりや疲労・ストレスを溜め過ぎてしまうと自律神経が乱れて血流が悪くなり、抜け毛や頭皮が痛くなるだけでなく、自律神経失調症などのリスクもあるため注意が必要です。
ストレスを溜めないようにするためには、しっかりと休息を取ることや趣味などに打ち込んでリフレッシュ・リラックスできる時間を作ることがポイントとなります。
また肩こりなどでお悩みの方は定期的にストレッチやマッサージを行なって、全身のこりをほぐし血流を改善することを心がけましょう。
頭皮の痛みが治まらない場合に取るべき対応とは?
上記でご紹介した3つの対処法を実践しても頭皮の痛みが治まらない場合は、然るべきところで適切な治療・ケアを受ける必要があります。
症状や痛みのタイプなどによって相談するべきところが異なってくるため、ここからは頭皮の痛みが治まらないという方が取るべき対応や適切な相談先について確認しておきましょう。
皮膚科に相談する
頭皮湿疹がある場合やフケ・かさぶたなどがある場合は、まず皮膚科で頭皮を診てもらうことをおすすめします。
自己判断でケアを行なっても改善どころか悪化してしまう恐れもあるため、不安な方は皮膚科に足を運んで診察してもらい適切な治療を受けましょう。
経過観察で済む場合もありますが痛みや痒みが気になる場合は、痒み止めや痛み止めといったお薬を処方してもらえます。
脳神経外科に相談する
頭皮に湿疹や炎症があるわけではないのに頭皮が痛い場合は、頭皮神経痛や頭痛が原因の可能性が考えられるため、脳神経外科に相談すると良いでしょう。
また頭部の打撲などの怪我をした場合は、目に見える外傷以外に脳がダメージを負っている可能性もあるため、早めに脳神経外科を受診することをおすすめします。
頭皮神経痛の場合は鎮痛剤の処方や、神経の近くにブロック注射を施すといった方法で痛みを緩和することが可能です。
発毛サロンに相談する
使用しているシャンプーや洗髪方法が原因で頭皮環境が悪化し痛みを感じている場合は、発毛サロンに相談することで頭皮環境を改善するための適切なケアを受けられます。
乾燥や皮脂の過剰分泌、血行不良などによって頭皮環境が悪化していると、抜け毛・薄毛といった症状に発展する可能性も否定できません。
発毛サロンであれば発毛ケアを受けることもできるため、頭皮の痛みに加えて抜け毛の不安もある方はぜひスーパースカルプ発毛センターにご相談ください。
頭皮が痛い原因と痛みを感じたときの対処法まとめ
頭皮が痛い原因としては、主に以下のようなものが挙げられます。
②頭皮神経痛
③外傷
使用しているシャンプーが頭皮に合わず炎症などを引き起こして頭皮が痛くなることもあれば、ストレスが原因で頭皮に痛みが生じるケースもあるため、ヘアケア方法や生活習慣などを見直してみましょう。
自分で対処しても頭皮の痛みが治まらない場合は、症状に応じて皮膚科・脳神経外科・発毛サロンなど然るべきところで適切な治療・ケアを受けることをおすすめします。