頭皮湿疹について各種類や症状、特徴を把握してからあなたの湿疹がどれに当てはまるのか見極めれるようにしましょう。
頭皮湿疹の種類
- 接触性皮膚炎(せっしょくせいひふえん)
- アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)
- 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
- 乾皮症・皮脂欠乏症湿疹(かんひしょう・ひしけつぼうしょうしっしん)
聞いた事あるものから聞きなれないものまでありますが、頭皮湿疹の種類は4つのものが代表的です。
そして基本的な湿疹の流れは・・・
原因→頭皮刺激→頭皮湿疹→かゆみ
このように頭皮が刺激を受けると頭皮湿疹は発症します。
これが今からの話の中での基本になります。
- 紅斑(こうはん)
赤い湿疹。頭皮が赤いてんてんになる。 - 丘疹(きゅうしん)
盛り上がった湿疹。丘のように表面がぼこぼこしている。 - 水泡(すいほう)
水を含んだ湿疹。水ぶくれみたいなもの。
こちらの基本用語はよく出てくるので覚えておきましょう!
上の4つの種類の中であなたの頭皮湿疹の症状はありましたか?
種類によっては原因も対処の仕方も変わってきます。
間違った対処の仕方をしてしまうと悪化してしまうこともありますので注意が必要です。
頭皮の病気について
頭皮の病気には様々な種類があります。
普段は髪に覆われているため見た目では気づきにくく、すぐに頭皮の不調を見分ける事は難しいです。そのため悪化してから病院へ行く方も少なくありません。死に至る病気でなくても頭皮が不調になる事によって抜け毛や薄毛、かゆみ、フケなど様々な症状がひきおこります。
是非これを機会に今の頭皮の状態をチェックしてみましょう。
●脂漏性皮膚炎
頭皮の病気と言えば必ずあがる有名な皮膚炎です。
フケのついた湿疹ができ、皮脂分泌の多い部分に生じやすいのが特徴です。
男性の方がかかりやすく、皮膚が弱い方(敏感肌)や頭皮が赤みを帯びている方、フケが多いかたはしっかりと頭皮ケアするようにしましょう。
50代、60代と年を重ねてからの脂漏性皮膚炎は自然治療が難しく、病院での治療が必要となります。
●予防方法
脂漏性皮膚炎を予防するには、食生活を見直し、ビタミンBやCを多めに摂取するように心がける事が重要です。
とんかつやから揚げなどの油物は頭皮の皮脂分泌量を増やし、脂漏性皮膚炎の原因となるカビをどんどん増やしてしまいます。
野菜中心のヘルシーでバランスの良い食生活に変えれば頭皮も健康になり、他の頭皮の病気の予防にもなります。
●接触性皮膚炎
「接触」することによって発症する皮膚炎。
アレルギー性接触皮膚炎と一次的な刺激性接触皮膚炎の2種類があります。
アレルギー性接触皮膚炎は通常のアレルギー反応と同じく原因物質(アレルゲン)の接触により頭皮に湿疹やかゆみ、腫れなどの症状を引きおこします。
最悪の場合は、アナフィラキシーショックを引きおこす可能性もあるのです。
1次的な刺激性接触皮膚炎は、石けんや洗剤など刺激物が接触することにより発症します。
刺激の強さにより症状が軽かったり、重くなったりしますが、アレルギー反応とは異なります。
●予防方法
1番の予防方法は2種類とも炎症や反応の原因となる物質に触らない事です。
初めての場合は仕方ありませんが、1度触れて炎症を起こすことがわかった場合は決して、原因物質に近づかないようにしてください。
また、頭皮を清潔に保つことも大切です。
汗をこまめにふく、しっかりとシャンプーする、頭皮マッサージを心がけるなどの習慣をつけるようにしけください。
頭皮の病気は他にも、「特発性禿頭症」「頭部白癬」「尋常性乾癬」「円形脱毛症」などあります。
どの病気もそうですが、頭皮を健康に清潔に保つことが頭皮の病気を遠ざける第一歩になります。
頭皮を清潔に保って頭皮トラブルを防ぎましょう。