最近では公共交通機関や新聞・雑誌の広告だけでなくSNSなどでも植毛に関する内容のものを見かけます。
「植毛手術をしたいけど、どれくらい費用がかかるのか不安だな」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では縮毛手術の費用相場や注意点・植毛手術以外の薄毛対策などについて詳しく解説していきます。
「髪の毛が薄くなってきたから、少しでも見栄え良くしたいと思っている」
「植毛手術の費用やデメリットも気になる…」という方はぜひ参考にしてみて下さい!
目次
植毛手術とは?
まず初めに「植毛手術」とは一体どういった手術なのでしょうか。
植毛手術とは、髪の毛が薄くなった部分に自分の髪の毛や人工毛を直接植える施術のことです。
植毛には2種類あり、自分の後頭部の髪の毛を頭皮組織(ドナー)ごと切り取って薄くなった箇所に植える「自毛植毛」と、人工毛を植える「人工毛植毛」があります。
以下では、植毛手術の種類についてそれぞれ詳しく解説していきます。
自分の毛を使う「自毛植毛」
自毛植毛は現在最も主流な植毛手術です。
自毛植毛で使用する後頭部はAGA(男性型脱毛症)の影響を受けづらいため、術後は半永久的に成長し続けます。
また、自身の毛組織を使用しているため、自毛植毛は体の拒絶反応が人工毛植毛に比べて少なく生着率が高いのも特徴です。
人工毛を植える「人工毛植毛」
人工毛植毛は、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた人工毛を髪の毛が薄くなった部分に植える施術です。
人工毛植毛は施術を受けたその日から自身の希望通りの髪を手に入れられるだけでなく、植毛の数に制限が無いため自身が希望する量だけ移植できるのが特徴です。
しかし、合成繊維の人工毛を使用することで、頭皮のトラブルや感染症・炎症などを引き起こしてしまう可能性もあります。
下記の記事では、AGA治療の費用などについて解説しています!植毛手術の費用と合わせてぜひチェックしてみて下さい。
AGA治療は保険適用になる?治療にかかる費用相場はどれくらい?
自毛植毛手術のメリット・デメリット
自毛植毛は植毛手術の主流の方法として施術されていますが、もちろんデメリットも存在する施術です。
ここからは自毛植毛手術のメリット・デメリットについてそれぞれ解説していきます。
自毛植毛手術のメリット①自然な仕上がりになる
やはりせっかく植毛するのであれば、周りから見ても自然な仕上がりになって欲しいと望むはずです。
人工毛植毛は近年技術の進化でさらにリアルな髪の毛の質感や手触りなどに近付いており、何も知らないと気づかないこともあります。
ですが自毛植毛は自身の髪の毛を使用して植毛するため、人工毛を使用する植毛よりもナチュラルで他の植毛していない部分とも自然に馴染むことができます。
自毛植毛手術のメリット②施術後の副作用を引き起こしにくく、メンテナンスも必要ない
植毛は医療行為のため、当然施術後の副作用や炎症などを心配される方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、自毛植毛は自身の髪の毛を使用するため拒絶反応なども起きにくく日帰りで施術を受けることができ、術後翌日からは髪を洗うことも可能です。
また、ウィッグなどと違い通院し続ける必要や薬などを服用し続けなくて済むため、長期的に見て費用を抑えることも可能です。
自毛植毛手術のメリット③半永久的に生え変わり続ける
自毛植毛は移植後も髪自体が成長し続けるため、髪が抜ける心配がありません。
自毛植毛は怪我や脱毛症などの毛根が既に無くなってしまっている箇所にも施術を行うことが可能なため、そういった箇所も元から髪が生えている箇所のように生え変わり続けます。
自毛植毛手術のデメリット①費用が高い
植毛手術は保険適用外のため全額自己負担のため他の美容医療手術に比べてもかなり高く、特に自毛植毛は植毛手術の中でも費用が高い施術です。
費用もクリニックによって違いますが約70~100万円ほどかかります。
ですが、ウィッグや薬を服用する治療は継続的にメンテナンスや診察などに行かなければならないため、長期的に見ると植毛治療の方が費用を抑えることも可能です。
自毛植毛手術のデメリット②移植できる回数や本数に限りがある
実は自毛植毛手術は一生涯に受けることができる植毛手術の回数や1回の植毛手術でできる本数に決まりがあります。
一生涯に受けることができる植毛手術の回数は3~6回と言われており、また1回の植毛手術でできる本数は約10,000~15,000本と言われています。
なぜなら全体的に見て自然に仕上げる必要があるのと、1度に多く移植すると生着しにくくなる可能性があるからです。そのためにも早期治療が重要になってきます。
自毛植毛手術のデメリット③施術後すぐに効果を実感できるとは限らない
自毛植毛は移植後の頭皮に定着するまでに約10日前後かかり、約6ヶ月前後で効果を実感し始め6ヶ月から1年かけて他の箇所と同じくらいの髪の毛が生え揃ってくるでしょう。
ですがそうすることで他の箇所とも違和感無く自然に馴染むことができるのです。
自毛植毛手術のデメリット④施術跡が残ってしまう可能性がある
自毛植毛は髪の毛の生えている箇所から髪の毛の生えていない箇所に切り取り移植するため、当然施術跡が残ります。
ですが、その施術後もはっきりと目立つものではなく施術後にしっかりとケアをすることで長引かせることなく治すことが可能です。
自毛植毛のデメリットとは?植毛で失敗しないための対策方法も紹介
人工毛植毛手術のメリット・デメリット
ここからは人工毛植毛手術のメリット・デメリットについて解説していきます。
人工毛植毛手術を受けようと考えている方は、自毛植毛のメリット・デメリットと見比べながら確認することをおすすめします。
人工毛植毛手術のメリット①費用が自毛植毛に比べて安い
植毛手術の施術方法によって金額は違いますが、自毛植毛が約70~100万円かかるのに対し人工毛植毛は約25~40万円で受けることができます。
人工毛植毛は自毛手術の半額かそれ以下で受けることが可能なため、植毛手術を受けたいが金額がネックだと思っている方には人工毛植毛がおすすめです。
人工毛植毛手術のメリット②植毛手術に回数制限が無い
人工毛植毛には自毛植毛と違って手術を行う回数に制限がありません。
ではなぜ自毛植毛は上限があるかと言うと、自分の髪の毛を使用して植毛を行う場合どうしても今生えている髪の毛の数に依存してしまうからです。
ですが、人工毛植毛だと今生えている髪の毛の数や量などを気にせず自身が望む分だけ好きな箇所に植毛することができるのです。
人工毛植毛手術のメリット③希望通りのボリュームや髪質を手に入れられる
上記で少し触れましたが、人工毛植毛はボリューム・髪質・箇所など自身の希望通りに施術を受けることができます。
これは自毛植毛では得ることが難しいメリットでしょう。
それだけでなく人工植毛は施術を受けたその日から希望通りのヘアスタイルや髪の毛が手に入るため、少しでも早く理想のヘアスタイルに近づきたいという人にはピッタリです。
人工毛植毛手術のデメリット①定着率が高くない
自毛植毛の定着率は85~95%に対し、人工毛植毛は80~90%とやや定着率が下がります。
自毛植毛では自身の髪の毛のため頭皮に植えた後も生着すれば生え変わりのサイクルが生まれますが、人工毛植毛では本物の髪の毛ではないため生え変わりのサイクルが起きません。
そのため人工毛が抜けるとその度に植え続けなければならないのがデメリットといえます。
人工毛植毛手術のデメリット②時間が経つにつれて品質が落ちていく
人工毛には期限があり、大体3~4年で初めと比べて艶などの見た目や触り心地が変わってきます。
それだけでなく時間が経つにつれて植えた人工毛も少しずつ抜け落ちていくため、定期的なメンテナンスも必要です。
人工毛植毛手術を考えている方は、手術を受けるときのコストだけでなく、定期的にかかるメンテナンスのコストも視野に入れて計算することをおすすめします。
人工毛植毛手術のデメリット③ヘアアレンジやヘアスタイルを気軽に変えることができない
近年では技術の発達により、カラーやパーマに以前よりも対応した人工毛が流通しています。
ですが、やはり自毛植毛に比べるとヘアアレンジの幅は狭く、大きなイメージチェンジなどはすることが難しいです。
また、髪の毛を切る際も誰でも良いわけではなく、植毛を受けた医師がおすすめするヘアサロンなどに行く必要があります。
植毛手術の費用相場
植毛手術にはいくつか方法がありますが、主な植毛手術は「FUT法」「FUE法」「Choi式」の3つです。
以下ではそれぞれの費用相場や特徴などを紹介していくため、予算と照らし合わせながら検討してみてください。
FUT法の費用相場|植毛手術の費用
FUT法はストリップ法とも言い、メスを使って後頭部の皮膚を毛包ごと植える施術です。
移植してから機能する割合を表す生着率が高く、仕上がりも自然で施術時間が短くて済み、施術にかかる費用が費用が他の施術に比べて費用を抑えられるのが特徴です。
500グラフト(大体1,000~1,500本)を移植した場合:約500,000円
FUE法の費用相場|植毛手術の費用
FUE法はダイレクト法とも言い、メスを使わずに後頭部などの箇所から毛根ごと植える施術です。
毛穴が無くても人工的に毛穴が作れるだけでなく、術後の傷跡も他と比べて多くなく仕上がりが綺麗になるのが特徴です。
500グラフト(大体1,000~1,500本)を移植した場合:約600,000円
Choi式の費用相場|植毛手術の費用
Choi式はニードル法とも言い、Choi式専用の針を使用して植毛する穴を開けるのと植え込みを同時に行う施術です。
丁寧に1本ずつ医師が直接植えるため、患者さんの理想とする角度だけでなく方向や間隔などの細かな調整をすることができ、生え際をナチュラルに仕上げることができるのが特徴です。
500グラフト(大体1,000~1,500本)を移植した場合:約800,000円
植毛手術以外に薄毛の改善方法はある?
髪の毛が薄くなってしまった部分を改善させる方法は、植毛手術以外にもいくつか方法があります。
「植毛手術は費用やデメリットがやっぱり気になる…」
という方は、植毛手術以外の薄毛改善方法もぜひ検討してみてください!
植毛手術以外の薄毛改善|①ヘアアートメイク
1つ目の薄毛改善方法は「ヘアアートメイク」です。
ここ数年で眉毛アートなどの美容アートメイクが注目されていますが、薄毛治療として行われるヘアメイクアートも存在します。
ヘアメイクアートは、頭皮に髪の毛のタトゥーを入れ薄毛や円形脱毛症を目立ちにくくする施術で、特に生え際・髪の毛の分け目・おでこなどに有効です。
タトゥーの一種ではありますが、タトゥーとは使用する針・インク・インクを入れる深さも全て異なるため一生残るものではありません。
またタトゥーとは異なり医療機関でしか施術ができません。
また、ヘアアートメイクは即効性があり約2年継続するため、今すぐ結果が欲しい方や少し気になる箇所があるという方には特におすすめの方法です。
植毛手術以外の薄毛改善|②治療薬を使用する
2つ目の薄毛改善方法は「治療薬を使用する」という方法です。
外用薬・内服薬・投薬が主な薄毛治療に有効な薬を使用した治療方法になっています。
治療薬には大きく分けて2つあり、抜け毛を防ぎ現状を維持するタイプのものと髪の毛の成長や活動を促すタイプのものがあります。
今では病院に行かずともインターネットで購入することも可能ですが、自身の体や目的に合ったものを選ぶためにもぜひ病院に受診して処方してもらうことをおすすめします。
植毛手術以外の薄毛改善|③生活習慣を見直す
3つ目の薄毛改善方法は「生活習慣を見直す」ことです。
一見関係なさそうに見えますが、生活習慣の乱れは髪の毛の成長サイクルに大きく関わっており、乱れた食生活や睡眠不足が続くと薄毛の原因になってしまいます。
・お風呂で疲れを癒す
・睡眠時間を確保する
・できるだけストレスは溜めない
下記のページでは「頭皮と髪の正しいケア」についての記事をまとめているので、いま行っているケアが正しいかチェックしてみてください!
植毛手術以外の薄毛改善|④発毛専門のサロンへ行く
4つ目は「発毛専門のサロンへ行く」です。
薄毛治療を行うサロンには大きく分けて「発毛サロン」「育毛サロン」「増毛サロン」があります。
・育毛サロン…今ある髪の毛を育てて力強い髪の毛にすることを目的としたサロン
・増毛サロン…ウィッグなどで自身の髪の毛のボリュームを増やすサロン
それぞれ自身のニーズや悩みに対してサロンを選ぶ必要がありますが、しっかりとした髪の毛を生やしたいと思うのであれば発毛サロンを選ぶことをおすすめします!
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スーパースカルプ発毛センターは、専属の発毛技能士が発毛の結果だけでなく過程にもこだわった治療や指導を行っております。
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植毛手術の費用相場は?注意点や手術以外の方法はある?|まとめ
植毛手術にはいくつか種類がありますが、最も主流な施術は自毛植毛です。
自毛植毛の中にもいくつか治療方法があり、その中でも「FUT法」「FUE法」「Choi式」が基本的な施術でそれぞれ値段や特徴が違います。
500グラフト:約500,000円
【FUE法】
500グラフト:約600,000円
【Choi式】
500グラフト:約800,000円
薄毛治療には植毛だけでなく、薬を使った治療法などもあります。ご自身の悩みやニーズと照らし合わせて植毛が必要かどうかぜひ検討してみてください。
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