値上がりが続くタバコですが、喫煙者の中にはたとえ金額が上がったとしても吸いたいという方が多いのではないでしょうか。
しかしタバコを吸い続けることは、さまざまな健康被害を引き起こすだけでなく薄毛を招く原因にも繋がると言われています。
そこで今回は、喫煙が薄毛を招く原因やセルフでできる禁煙方法、そしてタバコを吸いながらできる薄毛対策などについてご紹介しますのでぜひご一読ください。
目次
タバコを吸うとはげると言われている6つの原因
みなさんの中には「普段からタバコを吸っているけどはげてないから大丈夫だろう」と安易に考えてしまっている方はいませんか?
今は大丈夫だと思っていても毎日吸い続けていれば、将来的にはげる可能性は大いにありますので油断は禁物です。
ではタバコを吸うとはげると言われている原因は、どういったものがあるのか確認していきましょう。
タバコではげる原因①血管が収縮して栄養が不足する
タバコを吸ったとき私たちの身体にはさまざまな変化が起きているのですが、その中の1つが「血管の収縮」です。
タバコに含まれるニコチンという成分には血管の収縮作用があり、全身の血流を悪くする原因に繋がります。
髪の毛が健康に成長するためには血液を通して栄養や酸素を摂取する必要がありますが、血管が収縮すると頭皮に十分な栄養や酸素が行き届かなくなるため抜け毛や薄毛を引き起こす原因になりかねません。
タバコではげる原因②髪の毛に欠かせないビタミンを大量に消費する
ビタミンには、髪の毛が成長しやすいように頭皮環境を整えてくれる役割があると言われており、髪の毛に欠かせない栄養素の1つです。
ビタミンにも種類がたくさんありますが、例えばビタミンEには、血管を拡張させる働きがあり頭皮の血流を良くして栄養や酸素を行き届きやすくしてくれます。
さらにビタミンCを一緒に摂取することで相乗効果を発揮するとも言われているなど、ビタミンは育毛・発毛において重要な栄養素です。
しかしタバコを吸うと髪の毛に欠かせないビタミンが大量に消費されるため、髪の毛の成長に悪影響を及ぼし、薄毛や抜け毛に繋がると言われています。
タバコではげる原因③薄毛の原因になる男性ホルモンが増える
タバコを吸うと男性ホルモンが増加すると言われており、ハーバード大学公衆衛生学部の調査では「喫煙によって男性ホルモンが10~30%増加する」という結果が発表されました。
タバコを吸うことで増加すると言われている男性ホルモンの1つ「テストステロン」は、筋肉質な体型などを構成してくれるホルモンでモテホルモンとも呼ばれています。
しかし薄毛の原因になると言われているもう1つの男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」もタバコを吸うことによって増えてしまうので、喫煙するとはげると言われる原因の1つです。
タバコではげる原因④活性酸素によって細胞が老化する
タバコには老化の原因に繋がる活性酸素を生み出す物質が含まれており、タバコ1本で100兆個もの活性酸素を体内に生成すると言われています。
活性酸素が増加すると髪の毛の成長に必要な毛母細胞の活動が低下し、髪の毛を生やす元気が損なわれてしまうことになりかねません。
またビタミンにはこの活性酸素を抑制する「抗酸化作用」がありますが、タバコを吸うとビタミンも消費されてしまうためタバコは髪の毛の天敵とも言えるでしょう。
タバコではげる原因⑤悪玉コレステロールが増える
ニコチンには、中性脂肪の合成を促す働きを持つ「カテコールアミン」というホルモンを分泌する特徴があり、血中の中性脂肪値が高くなると血液がドロドロになり血流が悪くなります。
タバコを吸うことによって悪玉コレステロールが増加して血流が悪くなり、髪の毛に必要な栄養や酸素が行き渡りにくくなることで薄毛に繋がるというわけです。
タバコではげる原因⑥タバコを吸っていないときのストレス
ニコチンがもたらす人体への悪影響の中でも特に有名なのが、その依存性の高さではないでしょうか。
タバコを吸っていない時間が長くなると体内のニコチンが切れて、タバコを吸いたくなったりイライラしたりしてストレスが溜まっていきます。
ストレスが蓄積されると自律神経が乱れて交感神経が優位になり、血管が収縮して血流の悪化に繋がるので頭皮に栄養が行き渡りません。
またストレスを強く感じていると脳や身体が常に緊張状態になり、寝付きが悪くなって睡眠不足に陥るため余計にストレスを溜め込むことに繋がる恐れがあります。
セルフでできる禁煙方法を実践してはげるリスクを抑えよう!
タバコを吸っていると薄毛を引き起こすリスクを高める可能性があるため、できることなら禁煙するのが1番理想的といえるでしょう。
しかしタバコの怖いところはニコチンによる依存性の高さで、禁煙しようと思っても簡単にはやめられません。
いきなり禁煙してもストレスに繋がってしまう恐れがあるので、まずはできる範囲から徐々に喫煙回数を減らしていくと良いでしょう。
そこでここからは、セルフでもできる禁煙方法についてご紹介していきます。
セルフでできる禁煙方法①アメやガムなどで気を紛らわす
タバコを吸うことが習慣化してしまっている方は、タバコを吸っていないときに口寂しさを感じてしまうものです。
そのためアメやガムといったタバコの代わりとなるもので気を紛らわせることで、ストレスを緩和しながら喫煙回数を徐々に減らし結果としてはげるリスクも下げられる可能性があります。
しかしアメやガムといったお菓子を食べる回数が増えると、体重が増えて肥満体型に繋がる可能性がありますので注意が必要です。
セルフでできる禁煙方法②禁煙グッズを使用する
タバコの代わりにアメやガムなどを食べて気を紛らわすという方法は手軽にチャレンジしやすいですが、人によってはやはりタバコを我慢できない場合もあるでしょう。
そういった場合は、ニコチンパッチなどの禁煙グッズを使用してみるのも1つの方法です。
ニコチンパッチはドラッグストアで購入できるほか禁煙外来でも処方される医薬品で、タバコを吸いたい衝動を抑えてくれるため禁煙の成功率も高いと言われています。
将来的にタバコをやめてはげる原因を1つでも断ちたいという方は、禁煙グッズを取り入れてみてはいかがでしょうか?
セルフでできる禁煙方法③電子タバコに買い換える
電子タバコはリキッドと呼ばれる液体を加熱して水蒸気を発生させ、その水蒸気を吸って香りを楽しむというものです。
日本で販売されている電子タバコはニコチン・タール0なので、タバコを吸っている感覚を味わいながらも禁煙を目指すことができます。
ニコチンが含まれていないためしばらくは吸いたい衝動に駆られる可能性もありますが、リキッドにはさまざまなフレーバーがあるので香りを楽しみながら吸うことができ、ストレスを抑えつつ薄毛の原因となるタバコをやめられるかもしれません。
禁煙が難しいときの対処法は?タバコを吸いながら薄毛対策は可能?
セルフでできる禁煙方法をいくつかご紹介しましたが、いろんな方法を実践してみてもタバコをやめるのは難しく、ニコチンの依存性がそれほど強いということがわかります。
ここからは禁煙が難しいときの対処法やタバコを吸いながら薄毛対策することはできるのかといった点についてお話していきます。
対処法①禁煙外来に通う
自力で禁煙することが難しい場合は、禁煙外来に通ってサポートを受けながら禁煙を目指すのも1つの方法です。
禁煙外来はタバコがやめられないという方に向けて禁煙をサポートする医療システムのことで、患者さんの喫煙歴を把握した上で禁煙補助薬を処方し禁煙を目指していきます。
禁煙外来では、呼気一酸化炭素濃度測定を行なって禁煙しているかどうかをすぐ判断することができ、また医師からの禁煙アドバイスなども受けられるので1人で禁煙を目指すよりも心強いです。
薄毛に悩んでいる方の中には1つでも原因となるものを解決したいと考えている方もいると思いますので、医師のサポートを受けて禁煙できる確率を上げてみてはいかがでしょうか?
対処法②ビタミンを積極的に摂取する
どうしてもタバコがやめられないという方でも「減煙する」という努力は大切になってきますが、ビタミンを積極的に摂取することで喫煙を続けながら薄毛対策に繋げることができるでしょう。
タバコに含まれるニコチンはビタミンを大量に消費してしまうので、消費した分を補うようにビタミンをたくさん摂取することを心がけてみてください。
レモン・アセロラ・ピーマン・ブロッコリー・ケール・トマトといった食べ物には、ビタミンCなどが豊富に含まれていますので普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もし普段の食事だけではビタミンが不足しがちという場合は、サプリメントで効率良く摂取することも検討すると良いですよ。
対処法③発毛サロンでケアを受ける
発毛サロンでは、薄毛の悩みを解消するために原因を調べた上で1人ひとりに合った方法でケアを行なってくれます。
頭皮ケア・ヘアケアといった方法で薄毛を改善していくのはもちろん、普段の食事や睡眠といった生活習慣に対するアドバイスも行なってくれるのでさまざまな方法でアプローチすることが可能です。
またタバコはあくまで薄毛を引き起こす原因の1つなので、喫煙をしていて薄毛に悩んでいると言う方でも直接的な原因はたばこだけではなかったという場合も考えられます。タバコ以外の原因を調べるという意味でも発毛サロンに相談するのはおすすめといえます。
タバコを吸うとはげる原因と対処法まとめ
タバコを吸うとはげると言われている原因としては、主に以下のようなことが挙げられます。
・血管が収縮して栄養が不足する
・髪の毛に欠かせないビタミンを大量に消費する
・薄毛の原因になる男性ホルモンが増える
・活性酸素によって細胞が老化する
・悪玉コレステロールが増える
・タバコを吸っていないときのストレス
タバコを吸うとはげる原因になるだけでなく、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があるため、髪の毛や身体のことを想うのであれば禁煙を目指すのが良いでしょう。
しかしタバコをやめるのは、かなりの覚悟が必要ですし強いストレスを抱えることにもなりかねませんので、自分に合った方法で禁煙に努めることをおすすめします。
できるだけ禁煙のストレスを抑えながら薄毛や抜け毛といった悩みを解消したいと考えている方は、お近くのスーパースカルプ発毛センターへお越しください。
プロの発毛技能士が頭皮や髪の毛の状態をチェックして1人ひとりに合った方法でケアを行い、食事や睡眠といった生活習慣に関するアドバイスもさせていただきます。
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