そもそもの髪質の違いはどうやって起こるのでしょうか?
簡単に説明すると、髪を構成しているタンパク質の結合や構造の違いと毛穴の向き、形です。
クセ毛だから栄養が届きにくいこともありませんし、天然パーマだからといって頭皮の栄養を取り過ぎているなんてこともありません。
毛穴の向きや形が違うために髪の毛の出所の角度や形が直毛の人に比べてくるくるしていたりするのです。
基本的には髪の毛を構成しているものは同じですし、何らつくりは変わりませんが身体的な特徴として、そういう形状の毛になったという話なのです。
クセ毛の人がハゲやすいなんてことはありません。
ですが、その髪の毛が硬い髪質なのか、または細くて柔らかい髪質なのかは大いに関係してきます。
髪質こそが気にするべき点なのです。
そして、髪質の何に気を付けるのかというと、変化です。
もとは硬い髪の毛だった人の髪が細く変化してきたら、それは危険信号です。
では、もとから細い髪の毛の人は危険なのか?というとそうでもなく、細い髪の毛の方はきめ細やかなサラサラとした良質な髪の持ち主であることが多いです。
しかし、このサラサラとした質感も変化することがあります。
この変化にも気が付くことが大切です。
結論としては、クセ毛や天然パーマの人がハゲやすいなんてことはない!ということです。
髪質の変化が起こるのはなぜ?
変化には理由があります。
なぜ髪質は変化するのでしょうか・・・その理由についてご紹介します。
- 生活習慣の乱れ
- 運動不足
- ストレス
- 遺伝
- 病気
生活習慣の乱れ
睡眠不足やバランスの悪い食生活などが主な原因です。
美容でもいえることですが、髪やもちろん身体の健康にとっても睡眠は非常に重要です。
髪は夜に成長するため、十分な睡眠が取れていないと髪の成長は阻害されます。
また、脂っこい食べ物や糖分の過剰摂取なども気を付けましょう。
これは身体の健康のためでもありますが、頭皮や髪にも影響を与えています。
脂っこいものや糖分の摂り過ぎは皮脂の過剰分泌につながるからです。
運動不足
髪の薄さや髪質の変化を気にする年齢の方は、昔のように運動しなくなったという方も多いかと思います。
身体を動かすことが少なくなって血行不良を起こしているのかもしれません。
栄養は血液に乗って全身に運ばれます。
血行が悪くなると頭皮に栄養が行き届かなくなって、髪の毛の成長を妨げますので毛が育たずにハゲや薄毛と直結するので気を付けましょう。
激しい運動を継続するのは難しいですが、ストレッチや軽いウォーキング、通勤時に一駅は歩くなどから始めてみてください。
ストレス
ハゲの原因の1つである男性ホルモンの過剰分泌を誘発します。
ストレスは身体にも悪影響を及ぼすので体調不良や自立神経の乱れなども引き起こす場合があります。
遺伝
遺伝に関しては母方の祖父の遺伝が特に強力です。
必ずしも遺伝するとは限りませんが、確率として上がりやすいので、母方の祖父の髪が薄かったり、少なかったりする場合には対策をした方が良いでしょう。
病気
AGA(男性型脱毛症)が最も有名です。
髪の毛が十分に成長せずに抜けていってしまう病気です。
進行性で自然治癒が不可能な怖い病気なのです。
AGAの疑いがある人は早めに専門家に相談してください。
髪質の変化を感じたら、ハゲや薄毛の前触れといって良いでしょう。
単に最近よく毛が抜けると感じる場合には季節の変化もありますし、自宅で経過観察して自然治癒に任せても良いと思いますが、やっかいなのはAGAを発症しているケースです。
脱毛期間が長くなれば治療に時間もかかり深刻な状態になりますので、少しでも気になる変化を感じたら、早めに専門家に相談に行くことをおすすめします。