2020年4月現在、日本中、世界中がコロナウイルス感染拡大の危機に晒されている今、「ステイホーム」を合言葉として外出を控えて家にいよう!という運動が起こっています。
しかし、ステイホームは下手をするとその過ごし方によっては抜け毛薄毛を進行させてしまう心配もあります。
この記事では薄毛でお悩みの方や発毛育毛の途中の方が、どんな風にステイホームの期間を過ごすべきか?を日頃発毛育毛の現場に立つ発毛技能士の観点から解説して参ります。
「ステイホーム」と育毛の両立【お風呂編】
目次
体温と免疫力の関係
体温が低いと免疫力は低下します。その理由は免疫は血液中に含まれていて全身に運ばれるからです。
免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度。免疫力は体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると一時的には最大5~6倍アップするともいわれています。
また、36.4℃以下は低体温症とされ、ガン細胞は体温が35℃台だと増殖するといわれています。
入浴によって身体を芯まで温めることは血行を良くして免疫力を高めることにつながるためウイルス感染対策の基本となります。
入浴習慣と育毛の関係
入浴には体温を上げて血行を改善する効果のほかに、リラックス効果や安眠効果、疲労回復効果など様々な効果がありますが、それはどれも育毛にも良い効果をもたらします。
とくに冷え性は若い女性の抜け毛薄毛の原因としてかなりの影響を与えます。シャワーだけの習慣だけの方も多いかと思いますが、薄毛予防のためにも毎日入浴することをお勧めします。
育毛と免疫アップにおすすめ入浴法
免疫力アップと育毛促進に効果的な入浴方法とは、短時間でのぼせるような入浴ではなく、じっくりと身体の芯まで温まる入力方法になります。
身体の芯まで温まるには湯船の温度を39度~熱くても41度までにして10分~30分じっくり湯船に浸かることが有効です。
じわりじわりと体温をゆっくり上昇させることで副交感神経が優位になり、リラックス効果も高まります。
逆に43度などの熱い湯船に浸かると確かに短時間で身体は温まるのですが、急激に体温が上昇してのぼせた状態になると脳は異常を感じて逆に身体を冷やす指令を出します。
その結果、身体の表面だけが温まって芯まで温まっていないため、お風呂上りにすぐに湯冷めしてしまいます。
理想は40度のお湯に20分浸かり、お風呂上りにゆっくり体温が下がるのと同時に眠気が起こり、就寝する流れになります。
まとめ
今回は「ステイホーム」と育毛の両立【お風呂編】という内容で様々な健康習慣をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
このように育毛発毛と健康促進は一体です。上手なストレス対策によって育毛効果と免疫力アップを図りましょう。
新型コロナウイルスで先行きのわからない不安、ストレスを抱えていらっしゃる方も多いと思いますが、健康な体があればまたいずれは元の生活を取り戻せます。
この「ステイホーム」をきっかけに健康と大切な髪を失うことが無いように、今後も有益な情報発信を心がけて参ります。