「頭がかゆい」
「パサパサしたフケが落ちてくる」
上記のような症状でお悩みの方は、頭皮の乾燥が関係しているかもしれません。
頭皮の乾燥はかゆみやフケを誘発するだけではなく、そのままにしておくと抜け毛や薄毛の症状に発展する可能性もあります。
また、いつも行っていた何気ない行動が原因で頭皮が乾燥するということも珍しくないため、誰でも乾燥状態になる可能性があるのです。
当記事では、頭皮が乾燥する原因や頭皮が乾燥してしまうことで起きる悪影響、そして頭皮乾燥を防ぐ対策方法についてご紹介しています。頭皮の乾燥でお困りの方や乾燥状態を予防したい方は是非最後までご覧ください。



目次
頭皮が乾燥する原因6選
まずはじめに、頭皮が乾燥する原因についてご紹介します。
頭皮は人間の皮膚の中でも特に敏感に反応する部位であるため、少しの行動で簡単に乾燥状態に陥ってしまいます。
これからご紹介する頭皮乾燥の原因に自分が当てはまっていないか照らし合わせながら、早期発見で改善策を取っていきましょう。
頭皮が乾燥する原因①乾燥肌
乾燥肌の人は頭皮が乾燥状態になりやすいです。
頭皮は腕や顔の皮膚と1つに繋がっているため、身体に乾燥肌の症状が見られる人は同じように頭皮も乾燥肌の可能性が高いです。
乾燥肌は以下のような特徴が挙げられます。
- 肌荒れしやすい
- お風呂上り後に肌が突っ張る感じがする
- 肌がかさつく
- 肌から白い粉のようなものが吹く
- 化粧のノリが悪い
上記の特徴に当てはまる人は乾燥肌の可能性があるため、乾燥肌を改善するケアを頭皮にも同じように施す必要があります。
具体的には、不足している水分や油分を頭皮に与えることや刺激の少ないシャンプーを使うといった対策が効果的です。
頭皮が乾燥する原因②過度なシャンプー
過度なシャンプーは頭皮を乾燥させる原因になります。
シャンプーは髪の毛や頭皮に付いた汚れや脂を洗い流すため、適度に使うことで頭皮を清潔に保つことができます。
しかし、1日に何回もシャンプーをすることやゴシゴシ強く洗うといった過度なシャンプーは必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の乾燥に繋がってしまうのです。
頭皮が乾燥してしまうとフケやかゆみといった症状が現れるため、症状が出てきたら洗浄力の弱いシャンプーに変えてみるといった柔軟な対策が必要になります。
頭皮が乾燥する原因③高温度のシャワーで洗い流している
熱いシャワーで頭皮を洗うことは頭皮を乾燥させる原因になります。
熱いシャワーは過度なシャンプーと同じように頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮を乾燥させてしまいます。
特に40度以上のシャワーで頭皮を洗浄している人は、皮脂を洗い流している可能性があるため、シャワーの温度を36度~38度に下げましょう。
温度を下げ過ぎてしまうと逆に頭皮に付いた汚れなどを十分に洗い流せないこともあるため、36度は下回らないようにすることも大切です。
頭皮が乾燥する原因④ドライヤーの当てすぎや髪の毛の自然乾燥
ドライヤーの当てすぎや髪の毛の自然乾燥は頭皮を乾燥させる原因になります。
ドライヤーを同じ場所に当て続けることや頭皮の近くで使用することは頭皮の乾燥を招くため、やめましょう。
また、反対にドライヤーを使わずに自然乾燥で髪を乾かすことも雑菌が繁殖して頭皮の新陳代謝が乱れることに繋がってしまいます。
ドライヤーはバランスよく髪の毛に風を送り、頭皮から距離を取って使用することが大切です。
頭皮が乾燥する原因⑤乱れた生活習慣
乱れた生活習慣は頭皮を乾燥させる原因になります。
不規則な生活習慣や短い睡眠時間は身体にストレスを与え、それは頭皮にも影響します。
他にも暴飲暴食なども頭皮環境を悪化させる原因となり、そのような乱れた生活習慣がきっかけで頭皮が乾燥しやすくなるのです。
適度なストレス発散や十分な睡眠時間の確保を心がけ、生活習慣を整えるようにしましょう。
頭皮が乾燥する原因⑥紫外線を浴びている
紫外線による頭皮の日焼けは頭皮乾燥の原因になります。
身体が日焼けをするように頭皮も紫外線を浴びることで日焼けをします。
特に肌を乾燥させる「UV-B」と呼ばれる紫外線は頭皮が日焼けするだけではなく乾燥状態にもなるため、日焼けをしないような対策が必要です。
帽子を被ることはもちろん、仕事などの事情で帽子を被れない場合は頭皮専用の日焼け止めなども販売されているため、そのような日焼け止めグッズの使用も紫外線対策に効果的です。
頭皮が乾燥するとどうなる?
頭皮が乾燥状態になることで、3つの悪影響が髪の毛や頭皮に生じます。
- フケが増える
- かゆみが発生する
- 薄毛や抜け毛に繋がる
ここでは、3つの症状それぞれの特徴や出てしまう理由を解説していきます。
フケが増える
頭皮が乾燥してしまうと、パサパサとした乾燥性のフケが増えます。
フケとは、頭皮の新陳代謝時に剥がれ落ちた古い角質のことであり、通常は毎日のシャンプーやシャワーで洗い落ちるため、あまり目立つものではありません。
しかし、頭皮が乾燥することで新陳代謝のリズムが崩れてしまい、剥がれ落ちる必要のない角質までフケとしてパラパラと落ちてしまうのです。
このパラパラと落ちるフケを乾燥性のフケといい、白くて乾燥しているのが特徴です。また、このフケは服などに付着しやすく、相手から見てもフケが落ちているとわかるくらい目立つ点も特徴と言えます。
そのため、乾燥性のフケを出さないために頭皮を乾燥させないことはもちろん、頭皮の新陳代謝を乱すことなく健康的な頭皮環境を維持することが大切です。
かゆみが発生する
頭皮が乾燥することで、「頭がかゆい」という症状が見られます。
乾燥していない健康な頭皮は適度な水分と皮脂でバリアされており、外部から来るホコリや汚れから頭皮を守っています。
しかし、頭皮が乾燥することでバリアが機能しなくなってしまい、外部からの刺激を直接受けるようになり、結果的に頭皮がかゆくなってしまうのです。
そのため、普段生活をしていて頭皮がかゆいと感じる場合は乾燥している可能性が高く、保湿などの対策で早めに対処する必要があるでしょう。
薄毛や抜け毛に繋がる
頭皮の乾燥をそのまま放置しておくと、抜け毛や薄毛の症状に発展する可能性があります。
抜け毛は髪の毛の土台となる頭皮の環境や髪の毛の状態によって大きく左右されます。
頭皮の乾燥状態は頭皮環境が悪化しているサインであるため、そのままにしておくと髪の毛に十分な栄養を与えることが出来ません。
その結果、髪の毛は栄養不足で弱々しい細い見た目になってしまい、頭から抜けていってしまうのです。抜け毛が増えると、今度は薄毛として見た目にはっきりと症状が現れてしまいます。
抜け毛や薄毛を防ぐには、頭皮乾燥の早期発見と早期改善が求められるため、下記でご紹介する頭皮乾燥の予防・改善方法を実践して、健康的な頭皮環境作りを心がけましょう。
頭皮が乾燥しやすい時期や季節はある?
頭皮は空気が乾燥しやすい秋と冬の時期に乾燥状態になりやすいと言われています。
特に12月から2月ごろは外の湿度が夏の時期に比べて20~30%も下がるため、冬の時期は特に保湿や頭皮への丁寧なケアが求められるでしょう。
具体的には、加湿器で湿度を上げることやお風呂上りの保湿ケアを徹底するなど、頭皮に潤いを与えてあげることが大切です。
乾燥肌の人は、頭皮にも使える全身用の化粧水などを使って頭皮の乾燥状態を防ぐことも効果的でしょう。
頭皮乾燥の予防・改善方法6選
ここからは、頭皮乾燥を予防・改善する方法を6つご紹介します。
- 正しくドライヤーを使う
- シャンプーのやり方を見直す
- 頭皮マッサージ
- 髪の毛や頭皮の保湿ケア
- 生活習慣を見直
- 頭皮の日焼け対策
予防・改善方法の中から、自分の生活に組み込めそうなものは積極的に取り入れていきましょう。
頭皮乾燥の予防・改善方法①正しくドライヤーを使う
頭皮が乾燥している方は、ドライヤーの使い方が間違っているかもしれません。
ドライヤーは髪の毛を効率よく乾かすことができるアイテムですが、使い方によっては頭皮の乾燥を促進させてしまいます。
- 1か所にドライヤーを当てすぎない
- ドライヤーと頭皮は20cm以上離す
- 最後は冷風で髪の毛の温度を下げる
これら3つのことを意識して、正しくドライヤーを使いましょう。
抜け毛予防にもなる正しいドライヤーの使い方については、下記の記事でご紹介しています。合わせてお読みください。
頭皮乾燥の予防・改善方法②シャンプーのやり方を見直す
シャンプーのし過ぎや強い洗浄、流し残しは頭皮の乾燥に繋がります。
基本的に、シャンプーは1日1回で十分汚れやホコリを洗い流すことができます。どうしてもニオイやベタベタが気になるという方は、シャンプーではなくリンスやトリートメントを使いましょう。
また、頭皮が乾燥している時は刺激を直接受けやすいため、指の腹を使って優しく洗うことが大切です。そして、シャンプーの泡や汚れが残らないように入念にすすぎを行い、洗い残しがないように心がけましょう。
正しいシャンプーの方法については、下記の記事をご参照ください。
頭皮乾燥の予防・改善方法③頭皮マッサージ
頭皮マッサージを行うことで、頭皮の乾燥を予防・改善できます。
頭皮マッサージは頭皮の血行を良くし、新陳代謝などのリズムを整えるといった頭皮環境を良くする効果があります。そのため、頭皮環境が悪化している乾燥状態時に頭皮マッサージを行うことで、健康的な頭皮に戻すことができるのです。
頭皮マッサージのやり方は以下の通りです。
- 両手の指の腹でて円を描くようにゆっくりと頭皮を揉みほぐす
- こめかみのあたりからスタートして少しずつ上に目掛けて指を動かす
- 頭中央で自分が「気持ち良い」と感じるツボをゆっくり押す
- 最後に手のひらを使って耳上や襟足、生え際部分をゆっくり揉みほぐす
頭皮マッサージは5~10分あればできるため、お風呂上りに頭皮マッサージを行うことを毎日の日課にすることをおすすめします。
頭皮乾燥の予防・改善方法④髪の毛や頭皮の保湿ケア
髪の毛や頭皮を保湿することで頭皮の乾燥を予防・改善できます。
こちらでは、すぐに実践できる頭皮の保湿ケアの方法をまとめました。
- リンスやトリートメントを使う
- ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントを髪に馴染ませる
- 頭皮にも使える化粧水を使う
- 保湿剤が含まれたシャンプーを使う
- 頭皮用のローションやヘアトニックを使う
頭皮が乾燥している状態は水分と油分が共に不足しているため、どちらも与えてあげることが大切です。
ただし、付けすぎは頭皮環境を悪化させてしまう場合もあるため、用法容量を守って正しく使うことを心がけましょう。
頭皮乾燥の予防・改善方法⑤生活習慣を見直す
生活習慣を改善することで頭皮の乾燥が予防・改善できます。
ストレスを溜めないように適度に息抜きや趣味の時間を設けることで、頭皮環境が改善する場合もあります。
睡眠時間によっても頭皮環境は左右されるため、毎日できるだけ決まった時間に寝ることと7時間以上は睡眠時間を確保することを心がけましょう。
また、頭皮は口にする食べ物によっても環境が変わります。
頭皮の新陳代謝を促進するビタミンAが多く含まれている「卵」「乳製品」や頭皮の血行を促進するビタミンB2やビタミンB6が多く含まれている食べ物を積極的に摂りましょう。
頭皮乾燥の予防・改善方法⑥頭皮の日焼け対策
頭皮の日焼けを防ぐことで乾燥状態を予防・改善できます。
頭皮の日焼けは乾燥状態になるだけではなく、ヘアカラーの色落ちが促進することや白髪が増えやすくなるといったデメリットが生じます。
頭皮は身体中でも特に紫外線を浴びやすいため、すぐに日焼けしてしまいます。
頭皮の日焼けを防ぐために、「帽子を被る」「日傘を使う」「頭皮用の日焼け止めクリームを塗る」「早めに頭皮を保湿する」といった対策で紫外線から守りましょう。
頭皮の日焼けを防ぐ方法や日焼けをしてしまった時の対処法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
どうしても頭皮の乾燥が改善しない場合は?
上記の予防・改善方法を試しても良くならない場合は、速やかに皮膚科へ受診しに行きましょう。
皮膚科に行くことで、市販では販売していないお薬を処方してもらうことや現在の頭皮環境を詳しく調べることができます。
場合によっては、頭皮の乾燥から何か病気に発展していることもあるため、フケや痒みの症状が収まらない方は早めにかかりつけの皮膚科に行くことをおすすめします。
もし、頭皮乾燥から抜け毛や薄毛の症状が出てしまった場合は、スーパースカルプ発毛センターへご相談ください。
当サロンは4,000件以上の発毛実績から、お客様に合った最適な発毛療法を実施いたします。
頭皮環境の悪化による薄毛だけではなく、遺伝からくる薄毛にも対応しているため、抜け毛や薄毛にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
頭皮が乾燥する原因や予防方法|まとめ
今回は頭皮が乾燥する原因や頭皮乾燥による悪影響、そして予防方法についてご紹介してきました。
重要なポイントをもう1度おさらいします。
- 頭皮の乾燥は日常のあらゆる行動から現れる
- 頭皮の乾燥は抜け毛や薄毛を招く
- 秋と冬の時期は頭皮が乾燥しやすい
頭皮の乾燥は、誰もがルーティンとして行っているお風呂や睡眠などから発展することが多いです。頭皮の乾燥はフケやかゆみといった症状として身体に現れるため、そのような症状が出てきた人は早めに改善を施す必要があります。
改善方法を試してもなかなか効果が出ない場合は、抜け毛や薄毛の症状に発展することも考えられるため、スーパースカルプ発毛センターへご相談ください。
当サロンは98.7%の発毛実績から、お客様の現在の頭皮環境や食生活などを分析し、1人ひとりに合った発毛療法で抜け毛や薄毛を解消します。
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