フィナステリドには先発医薬品の「プロペシア」があり、値段にも差があります。
しかし、薄毛対策としてフィナステリドを検討している方にとっては、先発医薬品の方がいいのか、ジェネリック品でも問題がないのかは気になるところではないでしょうか。
本記事では、フィナステリドの値段を中心に、フィナステリドの効果が出るまでの期間や、他の治療法について解説しています。
「なるべく費用を抑えて薄毛を治療したい」という方は必見です。
目次
フィナステリド治療の値段
フィナステリドは脱毛抑制の効果がある医薬品で、服薬を継続する必要があります。
しかし、先発医薬品の「プロペシア」とジェネリック品との間に、倍近くの値段の差があるのはどうしてなのでしょうか。
ここからは、フィナステリドの薬価と、フィナステリド治療にかかるその他の費用について紹介します。
フィナステリドの薬価
フィナステリドの先発医薬品「プロペシア」とその他ジェネリック品の値段を表にまとめました。
特徴 | 錠数 | 費用 | |
プロペシア | 先発医薬品 | 28 | 8,000~10,000 |
フィナステリド | ジェネリック品 | 28 | 3,800~5,000 |
フィナステリドは、AGA治療の有効成分の名前です。この有効成分「フィナステリド」の先発医薬品がオルガノン株式会社の「プロペシア」となります。
プロペシアには、有効成分が同じジェネリック医薬品の「フィナステリド錠」があり、こちらは日本国内の各製薬会社で製造されています。
ジェネリック医薬品がなぜこれほど低価格なのかというと、先発医薬品に比べて、開発費用がかからないからです。
ジェネリック品は、有効成分が先発医薬品と同じで、厚生労働大臣の承認を受けた医薬品なので、安価で、AGAに対する効果も先発医薬品と変わらず期待できます。
個人輸入品のフィナステリドは安価で手に入ることもありますが、安全性が保証されていないため、安易な気持ちで使用するのはやめましょう。
その他の費用
フィナステリド治療は自由診療となるので、保険の適用がありません。したがって、クリニックごとに治療にかかる費用が設定されていることがほとんどです。
フィナステリド治療で、フィナステリドの薬代以外にかかる費用には、以下があります。
- 初診料:5,000円程度
- 再診料:1,000~3,000円程度
- 血液検査などの検査費用:5,000~10,000円程度
- その他オプション費用:都度
- 通院するための交通費:都度
- フィナステリドの送料(オンライン診療の場合):クリニックによる
フィナステリドを使ったAGA治療では、初診料・再診料はクリニックごとに異なります。
残念ながら、フィナステリド治療では医療費控除が使えません。
例えば、フィナステリドをまとめて処方してもらうなどの工夫をすることで、費用が下げられるかもしれません。
また、フィナステリドは、肝臓に負担をかける可能性があるので、クリニックによっては年に1回程度血液検査を行うこともあります。
医療費控除が使えないこと、定期的な血液検査で金額に変動がある可能性があることも覚えておきましょう。
フィナステリドはジェネリックでも効果がある?
フィナステリドのジェネリックは、値段が低いですが、効果は先発医薬品と同等です。
ジェネリック医薬品とは、そもそも有効成分・品質・安全性が先発医薬品と同等のものを指します。ジェネリック品と先発医薬品との違いは、添加剤であることがほとんどです。
したがって、フィナステリドも同様に、ジェネリックでも同じ効果が期待できます。
フィナステリドが効果を出すまでにかかる費用は?
フィナステリドは、ジェネリック医薬品を使っても、月額で3,800円〜5,000円程度の薬代が予想されます。
しかし、フィナステリドを使ったAGA治療では、一朝一夕で効果が出るわけではないので、ある程度の期間、服薬を続けなければなりません。
それでは、フィナステリドの効果が出るまでに、どのくらいの費用が必要となるのでしょうか。
ここからは、フィナステリドの効果が出るまでの費用相場を解説します。
フィナステリドの効果を実感するのは3~6カ月
フィナステリドの主な効果は、発毛効果ではなく「脱毛抑制」です。したがって、服薬直後から劇的な効果が現れるわけではありません。
あくまで、脱毛の進行を遅らせたり、ヘアサイクルを整えることがフィナステリドのAGAにおける効果です。
フィナステリドの効果は、3〜6カ月で実感する方が多く、この期間から抜け毛が減ったり、髪の毛にハリ・コシを感じるという方が多く見られます。
フィナステリドの成分は、およそ24時間で体内から排出されるため、1日1回、決まった時間に服用することで、薬の成分が常に体内にとどまります。
飲み忘れを防ぐためにも、毎日同じ時間に服用するようにしましょう。
フィナステリドを途中でやめたら
フィナステリドの効果は、ヘアサイクルを整え、脱毛を抑制することです。
したがって、フィナステリドの服用をやめた場合、ヘアサイクルが再度乱れ、髪の毛が抜けやすい状態に戻ってしまいます。
何らかの理由でフィナステリドの利用を中止することになった場合は、フィナステリド以外のAGA治療を検討するか、発毛サロンを検討してみるのもいいでしょう。
フィナステリドの効果
フィナステリドのAGA治療における効果は「脱毛の抑制」です。
フィナステリドには、ミノキシジルのような「発毛」効果はなく、乱れたヘアサイクルを整え、成長期の毛髪を増やし、抜け毛を防ぎます。
AGAの抜け毛の要因の1つに、男性ホルモンが関係しています。
男性ホルモン「テストステロン」は、酵素「5αリダクターゼ」と結びつくことで「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化します。
このDHTが、毛包(毛根を皮膚内で包んでいる部分)のホルモン受容体で結合すると、ヘアサイクルの成長期が短縮され、髪の毛が十分に成長しきらない状態で抜けてしまいます。
フィナステリドは5αリダクターゼを抑制するので、DHTの産生が減り、結果としてAGAの進行を遅らせます。
つまり、フィナステリドの服用をやめると5αリダクターゼと男性ホルモンテストステロンが再び結合し、悪玉男性ホルモンのDHTに変換されます。
テストステロンの量は、フィナステリドの服用に関係なく増減しないので、フィナステリドの服用をやめると、男性ホルモンによるAGAの進行が進む可能性が高いです。
フィナステリドの副作用
どんな薬にも副作用が懸念されるように、フィナステリドにも副作用はあります。
ただし、副作用は必ずしも全員に起こるわけではなく、また個人差もあるため、事前にどんなことが起こるかを知っておくことが大切です。
ここからは、フィナステリドの主な副作用を3つ紹介します。
初期脱毛
フィナステリドの副作用に初期脱毛があります。
初期脱毛とは、フィナステリド服用開始から2週間〜3カ月程度の期間が経過したのち、一時的に抜け毛が増える現象です。
フィナステリドはヘアサイクルを正常に整えることで抜け毛を防止します。したがって、フィナステリドによってヘアサイクルが成長期から休止期へと移行するタイミングが変更されることで、古い髪の毛が抜け落ちるので、一時的に抜け毛が増えるのです。
この初期脱毛を経て、新しい髪の毛が正常なヘアサイクルで成長していくため、初期脱毛はハリ・コシのある健康な髪の毛が成長するために必要なプロセスでもあります。
しかし、抜け毛が気になってフィナステリドの服用を開始したのに、初期脱毛が続くと不安になることもあるでしょう。
一般的に、フィナステリドによる初期脱毛は約1~3カ月間ほど続くと言われていますが、抜け毛の量が多い、いつまでも抜け毛が続くといった場合は、自己判断で服用をやめず、医師に相談してみましょう。
肝機能障害
フィナステリドの副作用には「肝機能障害」もあります。
フィナステリドの成分は肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかり、肝臓の数値が上がる可能性があるためです。
フィナステリドを主成分とする先発医薬品「プロペシア」について、試用成績調査を行ったところ、肝機能障害が見られたのは海外事例で943例中、2例(0.2%)でした。
現状、国内での肝機能障害の事例は未報告ですが、もともと肝機能障害を持つ方への使用は推奨されていません。
肝機能に不安がある方は、医師に相談するようにしましょう。
性欲減少・性機能障害
フィナステリドの副作用に「性欲の減少」や「性機能障害」も少数ながら報告されています。
フィナステリドによって産生が阻害されるDHTは性欲を亢進する働きがあるので、DHTが作られないことで、性欲が減少する場合もあります。
そのほか、勃起不全や精液量の減少などの報告例もありますが、個人差があるので必ずしもフィナステリドを服用している方全員にこれらの副作用が出るとは限りません。
フィナステリド以外の薄毛治療にかかる値段
フィナステリドは髪の毛の成長サイクルを整え、抜け毛を防止する医薬品です。
したがって、服用する場合はある程度長期にわたって継続する必要があります。
しかし、フィナステリドを服用し続ける場合の費用負担が大きい場合に、他の薄毛治療を検討している方もいるでしょう。
ここからは、フィナステリド以外の薄毛治療の値段を紹介します。
ミノキシジル
ミノキシジルは、AGA治療に使われる医薬品で、外用薬と内服薬の2種類があります。
そのうち、現在日本で認可されているのは「外用薬」のみで、副作用の懸念がある内服薬については、AGAクリニックなどで医師から海外製のミノキシジル内服薬を処方してもらわなければいけません。
ミノキシジルの値段をまとめてみました。
ミノキシジル | 費用相場(月額) |
内服 | 5,000円~ |
外用 | 15,000円~ |
ミノキシジルは、フィナステリドに比べて費用相場が高めです。
ミノキシジルには、毛包を活性化し、毛乳頭細胞を増やして毛母細胞の働きを活性化する働きがあると言われています。また、血流を促進するため「発毛」効果が期待されている医薬品です。
ミノキシジルにも初期脱毛や動悸、むくみといった副作用があり、また、ある程度継続が必要なことから、フィナステリド同様に費用負担はある程度必要です。
デュタステリド
デュタステリドは、フィナステリドと同様に酵素「5αリダクターゼ」を阻害しますが、フィナステリドが5αリダクターゼのタイプ2にのみ作用するのに対して、デュタステリドはタイプ1・タイプ2の両方に作用します。
したがって、フィナステリドよりもよりDHTの産生を抑えられ、抜け毛の進行をより効果的に防げると言われています。
デュタステリドの費用相場は、月額8,000〜13,000円で、フィナステリドよりも高額になります。
フィナステリドとミノキシジルを併用する場合の月額費用
フィナステリドとミノキシジル内服薬(ミノタブ)を併用する場合の費用相場は、月額9,800円から15,000円です。
また、これらにミノキシジル外用薬が加わった場合には、10,000〜15,000円が加わります。
抜け毛の進行と発毛を促進するために、フィナステリドとミノキシジルの併用は有効とされていますが、やはり費用負担は大きくなりがちです。
AGA治療は自由診療なので、ご自身の予算と相談しながら、通いやすいクリニックを見つけていかなければいけません。
フィナステリド治療が高いと感じたら
フィナステリドは医薬品なので、一定以上の効果が期待できる一方、費用負担が大きく、また副作用や取り扱いに注意が必要といったデメリットもあります。
また、フィナステリドは髪の毛の成長サイクルを正常に整える効果はありますが、そもそもの生活サイクルが乱れている場合、フィナステリドの効果を十分に発揮できない可能性も高いです。
そもそも抜け毛の原因が、男性ホルモン以外にある場合、フィナステリドに頼らなくても薄毛が改善することもあります。
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フィナステリドの値段|まとめ
フィナステリドの値段は、プロペシア(先発医薬品)を使うのか、ジェネリック医薬品を使うのかによっても変動しますが、月額で3,800〜10,000円程度の費用負担がかかります。
フィナステリドは髪の毛の成長サイクルを整え、成長期の髪の毛を増やす「守り」のAGA治療薬なので、円形脱毛症やすでにある程度AGAが進行してしまった方には、効果をご実感いただきにくいというデメリットがあります。
そこで、ミノキシジルの併用を検討する方もいらっしゃいますが、やはり費用負担が上がる上、副作用のリスクもありますし、初期脱毛や発毛しにくいことに悩む方もいらっしゃいます。
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