ミノキシジルはAGA治療に広く用いられる薬ですが、副作用として動悸・むくみ・頭痛・息切れ、さらにはうつ状態のリスクがあります。
このような副作用への懸念から、薄毛治療を躊躇する方もいるでしょう。
この記事ではミノキシジルの使用によるうつ状態の副作用に焦点を当て、その原因や症状、そして発生する確率について詳しく掘り下げていきます。
また、万が一うつ状態の副作用に直面した場合の対処法や、ミノキシジルとの併用禁忌についてなど、安全な使用方法についても解説していきます。
これからミノキシジルを使用した治療を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ミノキシジルとは?
ミノキシジル(Minoxidil)は薬の名前ではなく成分の名前で、男性ホルモンの影響によって起こる壮年性脱毛症(AGA)の治療に用いられます。
AGAの進行を抑制する効果はミノキシジルにはありませんが、発毛を促進する効果があります。
ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、副作用として多毛が認められたことから発毛剤として転用されました。
日本国内では、厚労省から認可を受けているミノキシジル配合の発毛剤は1%と5%配合があり、全て一般用医薬品で第一類医薬品に分類されています。
外用薬と内服薬がありますが、厚生労働省の認可を受けているのは外用薬のみで、内服薬に関してはまだ認可されていません。
ミノキシジルを使用すると髪の毛が生えるのはなぜ?
AGAでは毛根が正常に働かなくなり、髪の毛が細くなったり、抜けやすくなったりします。ミノキシジルは、AGAによって弱くなった毛根の働きを改善することで発毛を促進させる効果が期待できます。
具体的に発毛を促進するのは、ミノキシジルの以下の2つの作用です。
毛母細胞の分裂を促進する
毛母細胞は、髪の毛を作る働きをする細胞です。
ミノキシジルによって毛母細胞の分裂が促進されることで、新しい髪の毛の生成が促されます。
成長期を延長する
髪の毛は、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルを繰り返します。
3つのサイクルの中の成長期は、髪の毛が最も長く成長する期間です。
ミノキシジルによって成長期が延長されることで、髪の毛がより長く成長するようになります。
しかしながら、ミノキシジルを使用してから10日〜1ヶ月以内に初期脱毛が起き、一時的に大量に髪の毛が抜けることがあります。
いわゆる好天反応と呼ばれるものではありますが、髪の毛が抜ける症状ですので不安に感じる方も多いかもしれません。
初期脱毛がやばい?ミノキシジルの初期脱毛の原因と期間を解説!
ミノキシジルの副作用でうつ状態になる?
ミノキシジルの副作用の一つに「うつ状態になる」というものがあります。
これは一体なぜなのでしょうか。
ここでは、ミノキシジルの副作用でうつ状態になってしまう原因や症状、発現の確率について解説していきます。
ミノキシジルの副作用でうつ状態になる原因
ミノキシジルの副作用として、うつ症状が報告されています。
しかしながら、ミノキシジルを服用することによってうつ状態になる原因は、現在のところ完全には解明されていません。
現状、薬の成分に男性ホルモンの生成に作用するものがあり、それがホルモンバランスの乱れを生み出す可能性があるのではないかと言われています。
また、抗うつ症状を抑制する作用の成分も関係しているのではないかとされています。
ミノキシジルの副作用のうつ状態で起きる症状
ミノキシジルの副作用でうつ状態になると、以下の症状が現れます。
- 気分の落ち込み
- 興味や関心の喪失
- 意欲や活動力の低下
- 集中力の低下
これらの症状は、うつ病の症状と共通しています。
上記のような症状が現れた場合はミノキシジルの副作用の可能性も考えられるため、使用をただちに中止し、医師に相談しましょう。
ミノキシジルの副作用でうつ状態になる確率
厚生労働省によると外用薬・内服薬含め、ミノキシジルによって副作用が発生する確率は8.82%、約11人に1人は副作用が確認されています。主に、皮膚の炎症が中心です。
うつ状態の発現率は稀ではあるものの、全体の値としては決して低いとはいえない数字のため服用には十分に注意しましょう。
うつ状態以外にも、使用中に違和感を覚えたり副作用と思わしき症状が現れた場合には、すぐに専門医に相談することが大切です。
ミノキシジルの副作用でうつ状態になったらどうする?
うつ状態の発現率は高くないとはいえ、十分に気をつける必要があることはご理解いただけたでしょうか。
では、もし万が一ミノキシジルの副作用でうつ状態になってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
3つの対処法について解説いたしますので、うつ症状が見られた場合には実際に取り入れてみてください。
専門医に相談する
ミノキシジルの副作用でうつ状態になった場合は、まず専門医に相談しましょう。
専門医は、ミノキシジルの副作用について詳しい知識を持っており、適切なアドバイスをくれます。
自己判断で服用を中断したり量を減らしたりすると、症状の悪化や別の症状が生じる可能性もあるので、必ず医師の判断を仰ぐようにしましょう。
相談する際には、以下の点を伝えましょう。
- ミノキシジルをいつから、どのくらいの量を服用しているか
- うつ状態の症状がいつから始まったのか
- うつ状態の症状の程度
専門医はこれらの情報をもとに、以下のような対応を検討します。
- ミノキシジルの使用を中止する
- ミノキシジルの使用量を減らす
- 別の薬に変更する
ミノキシジルの使用を中止した場合は、髪の毛の成長効果がなくなる可能性があります。
しかし、髪の毛のことよりも、自身の健康の方が大切になるためやむを得ない場合もあるので、専門医としっかり相談しながら、自分に合った対処法を検討しましょう。
別の薬に変更する
ミノキシジルの副作用でうつ状態になったら、別の薬に変更することも検討するのが良いでしょう。
ミノキシジルの他にも、プロペシア・フィナステリド・ザガーロなどのAGA治療薬があります。
以下はミノキシジルと他のAGA治療薬の副作用の比較表です。
ミノキシジルと他のAGA治療薬の副作用の比較表
薬剤・治療法 | 副作用 |
---|---|
ミノキシジル | うつ状態、動悸、むくみ、頭痛、息切れ、肝機能障害、多毛症など |
フィナステリド | 性欲減退、勃起不全、精子減少など |
デュタステリド | 性欲減退、勃起不全、精子減少、うつ状態、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)、味覚異常など |
PRP療法 | 腫れ、赤み、かゆみ |
植毛 | 施術部分の痛みや傷、一時的脱毛・くせ毛、まぶたの腫れ |
しかし、デュタステリドなど、ミノキシジル同様にうつ症状が副作用として起こる可能性がある治療薬も存在するため選択には十分に注意が必要です。
別の薬に変更する場合は自己判断をせずに、専門医と相談しながら、自分に合った薬を選びましょう。
薬を減らす
ミノキシジルの副作用でうつ状態になった場合、薬を減らすことも検討できます。
ミノキシジルの副作用は、使用量が多いほど起こりやすいと考えられているため、薬を減らすことで、副作用のリスクを抑えられる可能性があります。
ただし、薬を減らしすぎると、効果がなくなるケースもあるため、こちらも専門医と相談しながら調整するようにしましょう。
ミノキシジルの他の副作用は?
ミノキシジルには、うつ状態の他にも副作用がいくつかあります。
ここでは、ミノキシジルの代表的な副作用について解説していきます。
AGA治療にミノキシジルを用いる際は、副作用について十分留意した上で、他の治療薬なども候補に入れながら最終的な治療法を決定しましょう。
また、ミノキシジルで引き起こされる副作用の多くは「内服薬」で見られる症状です。
ミノキシジルの内服薬は、先述したように国内でも認可されていないため、使用する際は十分に注意するようにしましょう。
初期脱毛(内服薬)
初期脱毛は、ミノキシジルの服用を開始してから、1~2ヶ月程度の間に起こる抜け毛の増加です。
ミノキシジルが毛母細胞の働きを活性化させるために起こる一時的な症状で、寿命を迎えつつあった細く短い髪の毛が抜け落ち、新しい髪の毛が成長し始めるために起こります。
初期脱毛は、ミノキシジルの服用を継続することで、1~2ヶ月程度で収まります。
症状が極端にひどい場合を除いて、初期脱毛が起こっても服用を中止する必要はありません。
動悸・息切れ(内服薬)
ミノキシジルによる動悸・息切れは、ミノキシジルの血管拡張作用によって起こる症状です。
ミノキシジルは血管を拡張することで血流を改善する作用がありますが、血管が過度に拡張すると心臓に負担がかかり、動悸や息切れが起こることがあります。
これらの症状はミノキシジルの服用を開始してからすぐに現れることも、服用を続けているうちに徐々に現れることもあります。
動悸・息切れが現れた場合は、すぐに服用を中止し、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
肝機能障害(内服薬)
ミノキシジルは肝臓で代謝される薬のため、ミノキシジルを大量に服用したり長期間服用したりすると、肝臓に負担がかかり肝機能障害が起こることがあります。
肝機能障害の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食欲不振
- 倦怠感
- 黄疸(目や皮膚の黄色化)
- 尿の色が濃くなる
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛
これらの症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
多毛症(内服薬)
多毛症とは、体毛が濃くなる症状です。
ミノキシジルは、毛母細胞の働きを活性化させる作用があるため、頭皮だけでなく顔や体などの体毛にも発毛効果が現れることがあります。
多毛症の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 顔の産毛や髭の濃さが増す
- 腕や脚の毛が濃くなる
- 胸や背中の毛が濃くなる
- 陰毛や腋毛の濃さが増す
多毛症は、ミノキシジルの服用を開始してから、1~2ヶ月程度の間に多くみられる症状で、服用を続けているうちに徐々に症状が強くなることもあります。
多毛症が現れた場合でも、極端に症状がひどい場合を除いて、すぐに服用を中止する必要はありません。
また、多毛症はミノキシジルの服用を中止すると徐々に症状が改善していきます。
ただし、完全に元に戻らない場合もあるので、症状が強い、または気になる場合は、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
頭皮の痒み・かぶれ(内服薬・外用薬)
頭皮の痒み・かぶれは、ミノキシジルの成分に対するアレルギー反応や、皮膚への刺激によって起こる症状です。
痒み・かぶれだけでなく、頭皮に発疹や赤みができる場合もあります。
頭皮の痒み・かぶれのリスクは、ミノキシジル内服薬の方が外用薬よりも低いと言われています。
これは、ミノキシジル内服薬は血液を通して全身に行き渡るため、頭皮に直接作用する外用薬よりも、頭皮への刺激が少ないためです。
頭皮の痒み・かぶれは、ミノキシジルの服用を中止することで、徐々に症状が改善していきます。
しかし、多毛症同様に完全に元に戻らない場合もあるので、症状が強い、または気になる場合は、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
頭痛(内服薬・外用薬)
ミノキシジルによって血管が過度に拡張すると、頭痛が起こることがあります。
頭痛のリスクは、ミノキシジル内服薬の方が外用薬よりも高いと言われています。
これは、ミノキシジル内服薬は血液を通して全身に行き渡るため、頭皮に直接作用する外用薬よりも血管拡張作用が強くなることが原因です。
頭痛の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 頭全体が痛い
- 片頭痛
- 前頭部や後頭部が痛い
- ズキンズキンと痛む
- 重苦しい痛み
特に、ミノキシジル服用中にアルコールを摂取すると頭痛が起こりやすくなると言われています。
そのため、服用中はアルコールを控える、量をいつもより抑えるなどの対策を取るのが良いでしょう。
むくみ(内服薬・外用薬)
ミノキシジルには血管を拡張する効果があり、これにより体内の血液循環が改善されます。
しかし、この作用が体内の液体バランスに影響を及ぼすことがあり、特に血管の拡張が体液の保持(水分の過剰な蓄積)を引き起こす場合があります。
これが、手足や顔などのむくみが生じる原因です。
軽度のむくみは一時的であることが多く、健康上大きな問題にはならないことがほとんどです。
むくみが軽度の場合、身体を高い位置に保つ・適度な運動をする・塩分摂取を控えるなどの自己管理によって改善することがあるので、さほど心配はいりません。
しかし、むくみが重度になったり、他の症状(急激な体重増加、呼吸困難など)と合わせて現れる場合は、より深刻な健康問題の兆候の可能性があり、医師の診察が必要となります。
体重の増加(内服薬・外用薬)
先に解説したように、ミノキシジルを服用することで体内での液体保持を促すことがあり、むくみの症状が出ます。
これが体重増加の一因です。
また、ミノキシジルは心臓に負担をかけることがあり、これが心不全のリスクを高める可能性があります。
心不全も体液の保持を引き起こすことがあるため、結果として体重の増加につながることがあります。
体重の増加がミノキシジルの使用に伴って生じた場合、一時的なものであることが多く、薬の使用を中止すると改善することが一般的です。
体重の増加に気付いた場合、まずは軽度の運動や食生活の見直しといったライフスタイルの調整をすることが推奨されます。
また、むくみや体重の増加が顕著な場合は、ミノキシジルの用量調整や他の治療法への変更を検討するために医師と相談することが必要です。
めまい・立ちくらみ(内服薬・外用薬)
ミノキシジルの作用によって血流が増加すると、血圧の低下を引き起こすことがあり、特に急激に立ち上がった際などに低血圧の状態が生じることがあります。
低血圧は脳への血流が一時的に減少することを意味し、これがめまいや立ちくらみの原因です。
こういった症状は、ミノキシジルの使用を始めた初期に特に発生しやすいとされています。
めまいや立ちくらみが生じた場合、転倒や怪我を防ぐためにも、まずは安全な場所に座るか横になりましょう。
症状が軽度であれば時間とともに改善することがありますが、症状が頻繁に発生したり持続したりする場合や他の副作用が伴う場合は、医師の診察を受けるのが良いでしょう。
心疾患(内服薬・外用薬)
ミノキシジルの血管を拡張する作用によって、血液の流れが改善されることで発毛を促進します。
しかし、血管の拡張は同時に心臓により多くの血液をポンプする必要があることを意味し、これが心臓への負担を増加させる可能性があります。
以下のような症状が現れる場合は、ミノキシジルの副作用で心臓に負担がかかっている可能性があるので注意しましょう。
- 心拍数の増加
- 胸痛
- 息切れ
- むくみ(心不全の兆候)
心疾患の兆候を感じた場合は、すぐに医療の専門家に相談することが重要です。
心血管系に問題を抱えている人は特に、ミノキシジルを服用する前および治療中には医師の指導を定期的に受けるようにしましょう。
症状が軽微な場合でも、早期に適切な対応を行うことが、状態の悪化を防ぐ鍵となります。
ミノキシジルの併用禁忌は?
併用禁忌とは、飲み合わせの悪い薬を併用してはいけないことを意味します。
薬を併用すると、効果が増強または減弱し副作用などを生じさせ、時には健康に重大な影響を与える可能性があります。
ミノキシジル服用中には、併用に注意しなくてはならない薬がいくつかあるので、覚えておきましょう。
ED治療薬
ミノキシジルとED治療薬には共に血管拡張作用によって、血圧を下げる作用があります。
そのため、ミノキシジルとED治療薬を併用すると、血圧が急激に下がり、命に危険が及ぶ可能性があります。
併用したとしても、必ずしも副作用が起こるわけではありませんが、副作用のリスクを避けるためにも、併用は避けることが望ましいでしょう。
具体的には、以下のED治療薬が併用禁忌薬となっています。
- シルデナフィル(バイアグラ)
- バルデナフィル(レビトラ)
- タダラフィル(シアリス)
ミノキシジル服用中に、ED治療薬も同時に服用したい場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。
イブプロフェン系の風邪薬
イブプロフェン系の風邪薬は、鎮痛・解熱・抗炎症作用を持つ薬です。
イブプロフェン系の風邪薬も、ED治療薬同様に血管拡張作用を持つので、ミノキシジルとを併用することで血圧が過剰に下がってしまう危険性があります。
具体的には、以下のイブプロフェン系の風邪薬が併用禁忌薬です。
- イブプロフェン
- ロキソプロフェン
- アセトアミノフェン(アセトアミノフェンを含む複合製剤)
- アスピリン
- ジクロフェナク
ミノキシジルとイブプロフェン系の風邪薬を併用したときに起こりうる副作用としては、以下のようなものが挙げられます。
- 血圧低下
- めまい
- 立ちくらみ
- 失神
- 心不全
- 脳卒中
ミノキシジルの服用中に、イブプロフェン系の風邪薬を服用する場合は、医師に相談するようにしましょう。
また、万が一イブプロフェン系の風邪薬を併用し、上記の症状が現れた場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
イミグラン系の偏頭痛治療薬
イミグラン系の偏頭痛治療薬には、血管収縮作用があり、血圧を上げる作用があります。
ミノキシジルとイミグラン系の偏頭痛治療薬を併用すると、血圧が過剰に下がってしまう可能性があります。
具体的には、以下のイミグラン系の偏頭痛治療薬が併用禁忌薬です。
- スマトリプタン(イミグラン)
- ザルトリプタン(ゾーミッグ)
- リザトリプタン(レルパックス)
- エレトリプタン(レベタックス)
- バルトリプタン(アマージ)
- アデノシン受容体拮抗薬
起こりうる副作用としては、イブプロフェン系の風邪薬同様、めまい・立ちくらみ・失神などの症状があります。
命に危険を及ぼす可能性もあるので、併用を希望する際は必ず医師に相談しましょう。
アルコール
ミノキシジルとアルコールは、厳密に言うと併用禁忌ではありません。
しかし、アルコールにも血管拡張作用があるため、併用すると血圧が下がりすぎてしまう可能性があります。
ミノキシジルを服用した後は、7時間程度はお酒を控えるのが望ましいです。
また、多量の飲酒は避け、あくまでも少量に留めましょう。心配な方は、専門医と相談の上でアルコール量を調整するのが良いでしょう。
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ミノキシジルの副作用でうつ状態になる?|まとめ
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