AGA治療薬であるフィナステリドを、妊活中に服用しても大丈夫なのかわからない方は多いのではないでしょうか?
フィナステリドの正しい取り扱い方を知らないままだと、パートナーやお子様への危険性があります。
今回はフィナステリドを妊活中に服用すると影響があるのか、フィナステリドを取り扱う時の注意点を解説しています。
その他のAGA治療薬であるミノキシジルやデュタステリドの妊活中の服用についても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
フィナステリドを妊活中に服用すると影響は?
フィナステリドを妊活中に服用をすることは問題ないと考えられていますが、フィナステリドそのものの副作用によるリスクや、女性やお子様がフィナステリドに触れてしまう危険性などを考えると、できれば妊活中や女性・お子様がいる環境では使用しない方が良いと言えます。
フィナステリドを服用することで、服用している男性には副作用のリスクや微量のフィナステリドが精液中に溶け込んでいます。
さらに、フィナステリドは女性・お子様の服用・接触が厳禁な医薬品のため、取り扱いには注意が必要です。
ここからはさらに、詳しく妊活中はフィナステリドの服用があまり推奨できない理由や副作用、効果について解説します。
妊活中はフィナステリドの服用はあまり推奨できない
フィナステリドを服用することで精液中に溶け出すのは極微量であることから、妊活中のフィナステリドの服用は問題ないと考えられています。
ですが、フィナステリドの副作用である「性欲減退」「勃起障害」「精液量の減少」などの副作用や女性はフィナステリドに触れてはいけないリスクを総合的に考えると、妊活中のフィナステリドの服用はあまり推奨ができません。
フィナステリドを服用している間は、パートナーである女性のためにも妊活中のフィナステリドの服用は休止した方が良いでしょう。
フィナステリドの服用を中断することで、AGAの進行は進んでしまうため、他のAGA治療を試してみてはいかがでしょうか。
AGA治療にはAGA治療薬を用いた治療以外にも、頭皮環境を整えるためのマッサージや日々の生活習慣を整えることが大切です。
過度な飲酒や喫煙はAGAの進行に影響があることに加えて、妊活にも影響があると考えられています。
妊活を機に、生活習慣を整えながらフィナステリドに頼らないAGA治療についても考えていきましょう。
フィナステリドの副作用は男性機能の低下
フィナステリドにはさまざまな副作用がありますが、妊活中の男性は特に男性機能の低下の副作用があることを知っておきましょう。
男性機能の低下の具体的な症状は以下の症状が挙げられます。
- 勃起機能不全
- 射精障害(ED)
- 精液量減少
- 血精液症 など
フィナステリドを服用することで起きる副作用の確率は極めて低いですが、フィナステリドが原因だと気づかないまま副作用の症状が出ている状態で日々の生活を過ごすのは危険です。
フィナステリドには男性機能の副作用以外にも、以下のような症状を確認した時は医師に相談をしましょう。
- 初期脱毛
- 肝機能障害
- 抑うつ症状
- 低血圧
- 消化器への症状
- 心臓への影響
- めまい・疲労感
- 頭皮のかゆみ・炎症
副作用の症状が軽度な場合にも、医師に相談をすることが大切です。
下記の記事ではフィナステリドの副作用について詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください
フィナステリドの副作用とは?症状の種類や服用時の注意点を紹介!
フィナステリドの効果
フィナステリドの効果はAGAの進行を遅らせて、ヘアサイクルを改善する「脱毛抑制効果」です。
フィナステリドを服用することで、AGAの発祥の原因と考えられている5α-リダクターゼⅡ型の作用を防いで、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制します。
ジヒドロテストステロンの生成が抑制されることで、AGAの進行は抑えられるため、AGA初期段階からフィナステリドの服用をする方が多いです。
フィナステリドはミノキシジルのようにドラックストアでの購入が不可能となっており、医師の処方が必要な医薬品です。
基本的にフィナステリドは併用禁忌薬はないため、ミノキシジルとの併用をする方がいますが、5α-リダクターゼに作用するデュタステリドとの併用には注意が必要です。
AGA治療薬を併用することで、副作用のリスクが高まってしまうことは覚えておきましょう。
フィナステリドは女性・お子様は特に注意!
フィナステリドは特に女性・お子様は注意が必要なAGA治療薬です。
フィナステリドの取り扱いは服用をしている男性は気を付けましょう。
ここからはなぜフィナステリドが女性とお子様は注意が必要なのか解説します。
下記の記事でもフィナステリドが女性に禁忌である理由について解説しているため、合わせてご覧ください。
フィナステリドが女性に禁忌の理由!使用上の注意と胎児への影響
女性・お子様は服用禁止
フィナステリドは女性とお子様の服用が禁止されているAGA治療薬です。
フィナステリドは男性の発毛効果が期待されていて、AGA治療薬として厚生労働省から認可されています。
フィナステリドを服用することで、DHTが阻害されて、大きくホルモンバランスに影響を与えてしまう可能性があります。
女性ホルモンにも影響を与えてしまい、その結果妊娠に必要な機能である排卵や子宮内膜の図職を損なう可能性が考えられます。
特に、妊娠中の女性はフィナステリドを絶対に服用しないように注意してください。
妊娠中の女性がフィナステリドを服用することで、胎児の正常な発達に必要なDHTが阻害されてしまい、男児の生殖器が正常な発達ができなくなってしまう可能性があります。
フィナステリドは女性だけではなく未成年の服用も、ホルモンバランスに影響を与えることから絶対に服用しないでください。
フィナステリドを服用することで、DHTの生成が抑制され、脱毛抑制効果が期待されますが、DHTの生成が抑制されることで影響を与えてしまう女性とお子様の服用は厳禁ということを覚えておきましょう。
妊活中の男性でフィナステリドを服用をしている方は、取り扱いに特に気を付けてください。
女性・お子様は接触禁止
フィナステリドは女性とお子様が直接接触するのも禁止です。
フィナステリドの服用だけではなく、フィナステリドは直接触れることで経皮吸収の可能性がある医薬品です。
妊活中にフィナステリドを服用をしている男性は薬の管理に気を付けることと、服用の検討をしましょう。
女性とお子様の手の届く範囲にフィナステリドを置いてしまうと、間違って触れてしまう可能性があります。
そのためフィナステリドを服用している男性はパートナーである女性や、ご自身のお子様には細心の注意が必要です。
事前に家庭内でフィナステリドについて共有をしておくことや、AGAの専門家に他のAGA治療がないか相談をしてみましょう。
フィナステリドの注意点
フィナステリドを服用をしている方や、これから服用を検討している方は以下のことに注意しましょう。
- 同居人に女性・お子様がいるときは注意
- 個人輸入のフィナステリドには注意
- 副作用の症状が起きたら医師に相談を!
フィナステリドの効果を感じるまでに半年以上の時間が必要な場合もあるため、注意点は見返すようにしましょう。
同居人に女性・お子様がいるときは注意
同居人に女性・お子様がいるときは注意しましょう。
フィナステリドは女性とお子様は服用も直接触れることもできないことを解説しましたが、実際の対策を紹介します。
まず、フィナステリドの服用は1日1錠となっており、食事のタイミングなどを気にせずにいつでも服用できるAGA治療薬です。
風邪薬などと違って食前食後問わず服用できますが、飲み忘れなどがないように服用するタイミングを設定して習慣にしていきましょう。
時間帯を決めることに加えて、フィナステリドの保管場所を作ることがおすすめです。自室をお持ちの方は自室での保管にして同居人の手の振内場所で保管することが大切です。
個人輸入のフィナステリドには注意
フィナステリドは医師からの処方が必要なAGA治療薬ですが、個人輸入で比較的安価に購入をすることもできます。
ですが、個人輸入でフィナステリドを購入するのは多くのリスクが伴うため注意しましょう。
フィナステリドやミノキシジルなどのAGA治療薬を個人輸入して服用をした方の中で、健康被害の事例があります。
製品名:ミノキシジル2.5mg、フィナステリド1.0mg
健康被害報告の概要
50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。
服用終了約1.5か月後に全身倦怠感、胸焼けが出現し、濃い色の尿が出現。服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。近医受診翌日に救急外来紹介受診し、黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、近医受診3日後に入院。保存的に観察加療を行い、軽快したため、入院16日目に退院。
このようにフィナステリドなどのAGA治療薬を個人輸入して服用をすることで、重篤な副作用が発症してしまうケースがあります。
そのため、個人輸入のフィナステリドの服用はなるべく控えるようにしましょう。
副作用の症状を感じたら医師の受診を!
フィナステリドの副作用の症状を感じたら医師の受診をしましょう。
フィナステリドの副作用の症状が出ているまま、服用を続けてしまうと重篤な症状に繋がってしまうリスクが高くなってしまいます。
妊活中の男性でフィナステリドの服用をしている方も、まずは医師に相談をしてみることが大切です。
妊活が理由でフィナステリドを中断するときは、AGA治療を放置してしまうと、症状は進んでいき薄毛や抜け毛は増えてしまいます。
フィナステリドを服用をしていた間の金銭も無駄になってしまうため、他のAGA治療を見つけて始めていきましょう。
スーパースカルプ発毛センターでは妊活中でフィナステリドの服用を中断したい方でも、発毛を実感していただけるようなサポート体制が充実しています。
医師の受診でフィナステリドを服用している方も、本当にご自身に合うAGA治療なのかわからず不安では無いでしょうか?
一人ひとりに合わせた様々なアプローチで、薄毛・抜け毛を改善してきたスカルプ発毛センターにお悩みを相談してみませんか。まずは一度ご相談ください。
妊活中のAGA治療薬は?
フィナステリドは妊活中のAGA治療薬としてあまり推奨ができませんが、他のAGA治療薬は服用をしてもよいのでしょうか。
AGA治療薬を服用しているときは妊活を行うことはできますが、女性にとってはベストな子作りの環境とはいえません。
ここからはAGA治療薬として代表的なミノキシジルとデュタステリドの妊活中の影響について解説します。
ミノキシジルの妊活中の影響
ミノキシジルは日本で唯一発毛効果が認められているAGA治療薬です。
ミノキシジルの効果としては、血管を広げる効果があり、元々は高血圧患者の薬として開発がされました。
そのため、ミノキシジルの妊活中の影響はあまりないと考えられています。
ミノキシジルの胎児への影響や副作用による妊活中の影響も無いと考えてよいでしょう。
ですが、ミノキシジルの副作用に関しては特に内服薬が重篤な副作用を発症するリスクが高いことで有名です。
さらに、注意したいのは妊活中・妊娠中の女性はミノキシジルの使用は控えた方がよいです。
ミノキシジルはFAGA(女性型脱毛症)にも発毛に効果があると考えられていますが、外用薬も内服薬のミノキシジルも安全性が確認されていないからです。
そのため、妊活中のミノキシジルの使用にも注意が必要です。
ミノキシジルの女性への効果については以下の記事に詳しくまとめているため、合わせてご覧ください。
デュタステリドの妊活中の影響
デュタステリドはフィナステリドと同じ効果で、DHTの生成を抑制する効果があるAGA治療薬です。
そのため、デュタステリドも副作用が理由で、妊活中の服用をあまり推奨できません。
フィナステリドは5α-リダクターゼⅡ型の作用を防ぎますが、デュタステリドは5α-リダクターゼⅠ型とⅡ型の両方の作用を防いでくれるAGA治療薬です。
デュタステリドを服用することで、5α-リダクターゼⅠ型とⅡ型の作用を防ぐことで、DHTの生成を協力に抑制をしてくれるため。他のAGA治療薬で効果をあまり感じられなかったAGA患者の方が服用をしています。
さらに、デュタステリドは、フィナステリドよりも男性機能低下の副作用を引き起こす可能性が高いと考えれているため、妊活中のデュタステリドの服用はあまり推奨ができません。
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妊活をしている方の中にはAGA治療を行わないまま、AGAが進行してしまっている方がいます。
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フィナステリドを妊活中に服用すると影響は?|まとめ
今回はフィナステリドを妊活中に服用するときの影響について解説をしました。
フィナステリドなどのAGA治療薬は妊活中でも服用できますが、副作用の症状や、女性やお子様へのリスクなどの観点からは強く推奨できません。
フィナステリドは保管場所にも気を付ける必要があり、特に女性と一緒に生活している場合は、副作用のリスクについても説明する必要があります。
すべての方が当てはまるものではありませんが、フィナステリドの副作用を知ったことで「できれば妊活中は使用しないでほしい」と感じるパートナーの方もいらっしゃるかもしれません。
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