男性のなかにはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる薄毛や抜け毛の症状に悩んでいる方もいると思いますが、そのAGAの治療薬として「ミノキシジル」と呼ばれるものがあります。

薄毛に悩む男性にとってはミノキシジルを服用してAGAを克服したいところですが、ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット・ミノタブ)には危険が伴うという話を聞いて不安に感じている方もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事ではミノキシジルの危険性や、どのような効果・副作用があるのかという点について解説していきます。

発毛実績 男性はこちら 女性はこちら

ミノキシジルとはどんな薬?

髪の毛

ミノキシジルは日本で唯一、発毛効果が認められた成分で、AGA治療薬のほか市販の発毛剤にも含まれています。

もともとは高血圧症の治療のために血管拡張薬として開発された成分ですが、服用患者に発毛効果が認められたことから発毛剤に転用されました。

ミノキシジルの発毛メカニズムとしては、毛乳頭細胞を刺激して毛髪を作り出す毛母細胞を活性化させる効果があるとされていますが、詳細はいまだに不明で現在もさまざまな研究が進められています。

2023年5月に開催された第1回国際研究皮膚科学会にて、大正製薬株式会社がミノキシジルの新たな作用メカニズムを発見しました。

主な研究成果は、以下の通りです。

①毛細血管増加の可視化に成功
②血管細胞に直接作用していることを確認

大正製薬は日本国内で初めてミノキシジル成分を含んだ発毛剤「リアップ」を開発した会社で、今後も引き続きミノキシジルの研究を進めるとしています。

ミノキシジルの発毛メカニズムがさらに解明され、より効果的なAGA治療薬が開発されることを期待しましょう。

ミノキシジルの効果効能は?

ドライヤーで髪を乾かす男性

AGA治療薬として使用されるミノキシジルですが、具体的にどのような効果・効能があるのでしょうか?

ミノキシジルによって期待できる主な効果は、「発毛効果」「育毛・脱毛抑制効果」の2つ。

それでは、それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

発毛効果

ミノキシジルには、細胞の成長や発達を促進する「インスリン様成長因子1(IGF-1)」や、血管の新生を促進する「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」といった物質が作られるのをサポートする働きがあります。

これらの発毛因子が毛母細胞を刺激したり、毛乳頭細胞の分裂を増加させたりすることで髪の毛の成長を促すというわけです。

毛母細胞とは髪の毛を作り出す毛髪製造工場であり、毛乳頭細胞はその毛母細胞に指令や必要な栄養を送る役割を担っています。

育毛・脱毛抑制効果

ミノキシジルは、毛根を生成・保護する役割をもつ毛包に直接作用します。

休止期の毛包を成長期へと移行させたり、成長期を延長させる働きがあり、ヘアサイクルに大きな変化が起こります。

小さくなった毛包を大きく深く成長させることによって、細く柔らかい髪の毛を太い毛に成長させるのです。

つまり、発毛だけでなく育毛や抜け毛を抑える効果も期待できるでしょう。

ミノキシジルの効果が出る期間

ミノキシジルを使い始めてからどれくらいで効果が表れるのでしょうか?

もちろん、人によって効果が出始めるまでの期間に差はありますが、使用後すぐに効果が出るわけではありません

一般的には6か月ほど経ってから効果がみられることが多いです。

ただ、中には3か月ほどで効果が出る場合や、6か月経ってもなかなか効果を感じないという方もいるため、すぐに使用を中止せずに根気よく使い続けて経過を観察しましょう

「ミノキシジルが効かないかも」と感じた方は下記の記事もチェックしてみてください!

ミノキシジルが効かない原因とは?効果が出ない時の対処法もご紹介!

ミノキシジルには内服薬と外用薬がある

薬

ミノキシジルがAGA(男性型脱毛症)に有効な治療薬といわれているのは先述のとおりですが、ミノキシジルには大きく分けて外用薬と内服薬(タブレット)があるのをご存知でしょうか?

ミノキシジルの内服薬は「ミノキシジルタブレット」「ミノタブ」などと呼ばれており、外用薬と比較すると強い副作用が引き起こされやすいものとなっております。

外用薬・内服薬のいずれもミノキシジルを含んでいることに変わりありませんが、国内で認可されているのは外用薬のみとなっているため取り扱いには注意が必要です。

以下の表に、ミノキシジル配合の内服薬・外用薬それぞれの違いについてまとめました。

内服薬 外用薬
効果 ・毛髪の成長期の延長
・抜け毛予防
・毛母細胞の活性化
・血管拡張作用による血行改善
髪以外への影響 体毛が濃くなる可能性がある 塗布部以外への影響なし
1ヶ月分の費用 約5,000円~13,000円 約6,000円~12,000円
入手方法 医師による処方 薬局やネット通販で購入可能
使用方法 1日に1回または2回にわけて服用 1日に1~4回頭皮に塗布
副作用のリスク 【高い】
動悸・呼吸困難・肝機能障害など
【低い】
かゆみ・かぶれ・フケなど

内服薬は吸収効率が高く、より高い発毛効果が期待できますが、その分重篤な副作用を引き起こすリスクがあるというデメリットを持っています。

国内でも病院によっては医師の判断でミノタブなどの内服薬を処方しているところもあります。
しかし、先述したようにミノタブは効果が強い分副作用も重くなるため、医師や薬剤師の注意を守って服用する必要があります。

また、ミノタブをはじめとした日本では認可されていない医薬品を個人輸入で購入する方法もありますが、中には、悪質な偽物や不純物が混ざっているものもあるため、絶対に海外サイトなどは利用しないようにしましょう

ミノキシジルの使用時に引き起こされる抜け毛などについては下記の記事でも詳しくご紹介しています!
ぜひチェックしてみて下さい。

ミノキシジルを使っているのに抜け毛が止まらない!その意外な原因とは?

ミノキシジルの危険性・副作用について

薬の副作用に悩まされる人

ミノキシジル内服薬(ミノタブ)の効果については血管拡張作用によって頭皮の血流が良くなり、その結果、髪の毛の成長に必要な栄養・酸素が行き渡りやすくなって育毛・発毛効果が期待できるという話でした。

しかし、このミノキシジル内服薬の効果が人によっては大きな負担になることや、重篤な副作用を引き起こす可能性があり、大きな危険を伴うことも事実です。

そこでここからは、ミノキシジル内服薬を使用することによる危険性や、起こりうる副作用について詳しく見ていきましょう。

ミノキシジル内服薬は危険?

ミノキシジル内服薬を使用した場合の危険性・副作用としては、おもに以下のようなものが挙げられます。

・胸痛
・心拍数増加
・動悸
・息切れ
・呼吸困難
・うっ血性心不全
・むくみ
・体重増加
・頭痛
・めまい
・立ちくらみ
・赤ら顔
・多毛症
・うつ状態
・肝機能障害
・心疾患

ミノキシジル内服薬は血圧を下げる降圧剤としての働きがあるため、服用すると重篤な心血管系障害に発展する可能性を否定できません。

また、ミノキシジル内服薬の代謝は肝臓で行われるため、負担がかかり肝機能障害に繋がる危険性もあります。

薄毛部分に直接ふりかける外用薬とは違い、体の内側から発毛作用を促進していくのが内服薬なので、髪の毛以外にもヒゲやくムダ毛が濃くなったりすることもあるでしょう。

もちろん、どの薬にも副作用がありますし、服用した人がすべて副作用の症状に悩まされるわけではありません。

特に、重篤な副作用が表れる可能性は非常に低いですが、可能性がゼロではないということはしっかりと認識しておきましょう。

まだ他のAGA治療薬や薄毛の対処法をあまり試していない段階で、いきなりミノキシジル内服薬を取り入れるのはリスクが大きいため、まずはAGAクリニック発毛サロンに足を運んで自分自身に合った方法で治療・ケアを受けていくことが大切です。

ミノキシジルの副作用でうつ状態になる?確率や症状を解説!

ミノキシジル外用薬は安全?

つづいて、ミノキシジル外用薬を使用した場合の危険性・副作用は、以下の通りです。

・胸痛
・かゆみ
・かぶれ
・発疹
・赤み
・フケ
・動悸
・息切れ
・むくみ
・体重増加
・頭痛
・めまい
・立ちくらみ

ミノキシジル外用薬の副作用は、皮膚に関するトラブルがほとんどであり、呼吸困難や肝機能障害などの重篤な症状は含まれていません

やはり、頭皮に直接ふりかけるという性質上、塗布した部分に皮膚トラブルが表れる可能性はあるため、もし上記のような症状が見られた場合はすぐに使用を中止しましょう。

頭皮の炎症が起こると薄毛が悪化してしまうこともあるので、初めて使用する際は手の甲などに少量塗布して、かゆみ・かぶれなどが見られないかチェックしてから頭皮に使用するようにしてください。

いずれにしても、ミノキシジル外用薬の副作用は軽度な症状ばかりで、副作用が起こる確率も内服薬に比べてかなり低いです。

持病などの影響で肝機能や健康状態が心配な方におすすめの方法だと言えるでしょう。

ミノキシジルの動悸はいつまで続く?副作用や対策を解説!

初期脱毛は多くの人に見られる症状

人間の髪の毛には毛周期(ヘアサイクル)と呼ばれる周期があります。

毛周期には、成長期・退行期・休止期という3つの段階があり、毛髪全体の80〜90%が成長期で、10〜20%が休止期の髪の毛となっています。

成長期は毛母細胞の分裂が活発に行われる成長段階のことで、退行期には毛母細胞の分裂スピードが緩やかになっていき、休止期に入ると細胞分裂が完全に止まって毛根が小さく委縮した状態になります。

成長期は男性なら3~5年、女性であれば4~6年ほど続くと言われていますが、何らかの原因で周期が乱れて成長期が数か月~1年ほどに短縮されてしまうと、髪の毛が十分に成長してくれません。

結果として、細く短い状態の髪の毛が増えて髪全体のボリュームが減ってしまいます。

AGA治療にはこの毛周期を改善することが重要であり、ミノキシジルには休止期の髪の毛を成長期へと移行させる効果があります。

健康的な髪の毛が成長するために古い髪の毛は抜け落ちるため、一時的に抜け毛が増えます。この現象を「初期脱毛」と呼ぶのです。

ミノキシジルの使用から1~2週間ほどで初期脱毛が起こり始め、約1~2か月ほど続きますが、長い方だと3か月ほど初期脱毛が続くこともあるでしょう。

つまり初期脱毛は副作用ではなく、太くしっかりとした健康的な髪が生えるために必要な過程なので、服用を中止する必要はありません。

ミノキシジルだけでなく、その他のAGA治療を行う上でも多くの人に見られる症状です。

初期脱毛については以下の記事でも詳しく紹介しておりますので、気になる方はそちらも合わせてご覧ください。

初期脱毛を徹底解説。男女別の抜け毛の量や時期とその対策。

AGA治療としてのミノキシジル内服薬はメリットより危険性が大きい

ミノキシジル内服薬と外用薬、それぞれの危険性・副作用をご紹介しました。

AGA治療薬として用いられるミノキシジル内服薬は、ドラッグストアなどで比較的簡単に入手できる外用薬よりも高い発毛効果が期待できますが、あまり使用はおすすめできません。

そもそも、ミノキシジル内服薬は国内での製造・販売が禁止されているのをご存知でしょうか?

医療法に基づき、医師の責任において輸入し処方することは可能なので、病院や専門クリニックのみで入手することができる薬です。

また、本来の高血圧の治療薬(降圧剤)としての使い方をする際には、副作用のリスクをコントロールしたうえで服用するため問題ないとされていますが、AGA治療薬として使用する場合はコントロールが難しくメリットよりもリスクが上回ってしまうとされています。

そのため、AGAの治療には国内で認可されているミノキシジル配合の外用薬を用いるか、ミノキシジル内服薬より安全性が高く心臓への負担も少ないとされるフィナステリド配合の「プロペシア」といったAGA治療薬が良いでしょう。

プロペシアを代表としたフィナステリドが含まれているAGA治療薬については、以下の記事でも詳しく取り上げています。

プロペシア、フィンペシアだけでは発毛しない?AGA治療薬の効果は?

ミノキシジルを使用する際の注意点

注意のイメージ

発毛効果、育毛効果、抜け毛抑制効果などが期待できるミノキシジルですが、取り扱いには十分ご注意ください。

ここでは、ミノキシジルを使用するにあたって注意すべきポイントをいくつかご紹介します。

誤った認識によって重大な健康被害を招いてしまったり、取り返しのつかないことにならないよう、以下の注意点を理解しておきましょう。

他の薬との併用に注意

薬局で薬を処方してもらう時に、現時点で服用している他の薬はあるかどうか聞かれますよね。

薬には大抵、飲み合わせの悪い薬「併用禁忌薬」というものが存在します。

これらの薬を併用した場合、薬の効果が弱まってしまったり、副作用が起きてしまうことがあるため、他の薬との併用には注意してください。

内服薬であれば処方を受ける時に、医師や薬剤師の方から詳しい説明を受けるかと思いますが、通常、高血圧の治療薬との併用はできません。

何度もお伝えしていますが、ミノキシジル内服薬はもともと高血圧の治療薬として誕生した背景があり、発毛効果・育毛効果以外にも降圧の効果も表れます。

すでに高血圧の治療薬を服用している場合は、降圧の効果が出過ぎてしまい身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、ミノキシジル内服薬の服用はできないということになるのです。

医師からの処方がなくても個人で手軽に購入できる外用薬に関しても、国から認可を受けた「第一類医薬品」に指定されているため、薬剤師からの説明がなければ購入することはできません。

購入の際に冒頭でも紹介した「今、他に併用中の薬はありますか?」というような質問をされることがあるため、該当する方は必ず薬剤師さんに確認しましょう。

パッケージの裏面には併用禁忌を含めた注意事項がいくつか記載されているので、購入する前には必ず注意事項をチェックしておいてください。

妊活中・妊婦中・授乳中の女性は使用しない

ミノキシジルはAGA治療薬として使用されていますが、男性だけでなく女性の男性型脱毛症(FAGA)にも効果があるとされています。

ただし、男性とは違う女性ならではの注意すべきことがいくつか存在します。

ミノキシジル内服薬は安全性の観点から日本国内では認可されておらず、認可を受けた外用薬に関しても妊娠中の使用についての安全性は充分に確認されていないとなっています。

お腹の中にいる胎児に何らかの悪影響を及ぼす危険性があるため、妊娠中の使用は避けるべきでしょう。

また、「妊娠が発覚してからやめればいい」と考えるかもしれませんが、妊娠してから実際に妊娠が判明するまでにはどうしても時間がかかるので、妊活中の使用も避ける方が良いです。

授乳期間中の女性も、ミノキシジルの使用は避けた方が良いでしょう。

出産後の身体はとてもデリケートな状態になっている上に、赤ちゃんが口にする母乳の中にもミノキシジルの成分が含まれてしまうため危険です。

産後2~3か月頃から急に抜け毛が増え始めることがありますが、これは「分娩後脱毛症」と呼ばれる症状でFAGAではありません。

市販されているミノキシジル外用薬には男性向けのものと女性向けのものがありますが、男性向けのものの方が女性向けよりもミノキシジル濃度が高く設定されています。

女性が男性向けのミノキシジル外用薬を使用すると、副作用のリスクを高めてしまうため、購入する際は必ず女性向けかどうかを確認しておきましょう。

AGA・FAGA以外の症状には効果がない

ミノキシジルは全ての脱毛症に効果が出るわけではありません

AGA・FAGA以外にも、先ほど紹介した分娩後脱毛症などのさまざまな脱毛症が存在します。

脱毛・抜け毛が見られる主な病気は以下の通りです。

・AGA
・FAGA
・分娩後脱毛症
・円形脱毛症
・ひこう性脱毛症
・びまん性脱毛症
・脂漏性脱毛症
・薬剤性脱毛症
・抜毛症

上記のうち、ミノキシジルが効果的なのはAGA・FAGAのみなので、薄毛の原因がそれ以外の病気だった場合には効果を感じられないこともあるでしょう。

ただし必ずしも全く効果が表れないというわけではなく、ヘアサイクルを改善することで少なからず発毛効果を実感できる場合もあります。

ですが、あくまでもAGA・FAGAの治療を目的として開発されているため、ミノキシジル配合薬を使用する前にまずは病院や専門サロンに相談しましょう

内臓系の病気や精神的なものが原因で脱毛症が起こっている可能性も否定できないので、一人で抱え込まずに必ず専門機関に相談してください。

髪が抜ける病気とは?抜け毛の対処法・ケア方法をご紹介

アルコールの摂取は控えめに

ミノキシジルは毎日服用することで発毛効果が期待できるAGA治療薬ですが、会社の飲み会があったり、毎晩のように晩酌しているという人にとっては、ミノキシジルとアルコールを同時摂取しても問題ないかどうか気になりますよね。

結論から先にお伝えすると、ミノキシジルとアルコールの同時摂取は絶対に避けるべきだと言えます。

ミノキシジルには血管拡張作用があり、アルコールにも血流を良くする効果があるため、同時に摂取した場合に血圧が下がり過ぎる可能性があります。

その結果、頭痛やめまい・動悸などの症状を引き起こす危険性があるので、ミノキシジルとアルコールの同時摂取は必ず避けてください。

そもそもアルコールは、アセトアルデヒドによる髪質の悪化、睡眠の質の低下、栄養素の不足、カロリー過多など、さまざまな形で髪に悪影響を及ぼす恐れがある成分です。

かといって、AGA治療のために無理矢理アルコールを断とうすれば、ストレスによってかえって悪化してしまうかもしれません。

アルコールは大量に摂取しすぎに適度な量にとどめ、ミノキシジルの使用前後の飲酒は控えるようにしましょう

特にミノキシジル内服薬の場合は、服用する7時間前を目安に飲酒を控えるのが望ましいとされています。

以下の記事では、アルコール摂取に関する内容を含め、ミノキシジルにまつわるさまざまな噂について詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

ミノキシジルにまつわる噂!むくみや頭痛、妊活にも影響がある?

ミノキシジルをやめるとどうなる?

ミノキシジルをやめるとどうなる?

「ミノキシジルを使い始めて、ようやく薄毛が改善した!
けど、ずっと使い続けるのは大変だし、経済的にも気になる…」

このような悩みを抱えている方もいるかと思います。

たしかに、決して安くはない費用が毎月かかる上に、別の病気になってミノキシジルが使えなくなってしまうこともあるかもしれません。

では、実際にミノキシジルの使用をやめるとどうなるのでしょうか?

AGAは男性ホルモンの影響で起こる進行性の脱毛症なので、完治することはほとんどありません。

ミノキシジルによって発毛効果が実感できたからと言って、AGAの根本的な原因を全て解消できたわけではないため、ミノキシジルをやめるとまた薄毛が進行する可能性が高いです。

改善していたヘアサイクルがまた以前の状態に戻ってしまうと、髪の毛のコシやハリがなくなり、細く短くなってしまうでしょう。

ですが、使用をやめることで副作用の症状もなくなるため、濃くなったヒゲが薄くなったり、増えた体重が元に戻ったり、頭痛・めまいの症状が治まるかもしれません。

ミノキシジルの使用はそれなりのリスクを伴うため、頭皮や身体に何か異常を感じた場合はすぐに医師に相談し、使用をやめるようにしましょう。

ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドの違い

ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドの違い

現在、日本国内でAGA治療薬として認可を受けている成分は「ミノキシジル」「フィナステリド」「デュタステリド」の3つのみとなっています。

このうち、ミノキシジルは内服薬と外用薬がありますが、フィナステリドとデュタステリドについては外用薬が存在しているものの一般的には内服薬しか使用されていません。

それでは、それぞれの効果と起こりうる副作用を比べてみましょう。

効果 副作用
ミノキシジル 発毛促進
育毛・脱毛抑制
【内服薬】
初期脱毛・多毛症・動悸・頭痛・肝機能障害など
【外用薬】
初期脱毛・頭痛・皮膚トラブルなど
フィナステリド AGAの進行抑制 性欲減退・勃起不全・肝機能障害など
デュタステリド AGAの進行抑制 性欲減退・勃起不全・肝機能障害など

上記を見て分かるように、ミノキシジルはヘアサイクルを改善して発毛を促進する効果がありますが、AGAそのものの進行を抑制するわけではありません。

対してフィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因となる5αリダクターゼの働きを阻害する効果があるためAGA自体の進行を抑制しますが、発毛促進の効果は乏しいと考えられています。

そのため、ミノキシジルとフィナステリドやデュタステリドを併用する治療方法を取り入れているクリニックも存在するのです。

フィナステリドは世界初の医師が処方する内服のAGA治療薬で、その次に承認されたのがデュタステリドとなります。

両者の違いとしては、フィナステリドが5αリダクターゼ(Ⅰ型のみ)の働きを抑えるのに対して、デュタステリドは5αリダクターゼ(Ⅰ型・Ⅱ型)の働きを抑える効果があるというのが大きな違いです。

また、ミノキシジルは女性でも使用できますが、フィナステリドとデュタステリドは女性や未成年が服用することはできません

特にデュタステリドは服用だけでなく接触することも厳禁とされているため、取り扱いには十分ご注意ください。

危険性のあるミノキシジル内服薬を服用する前に行なうべきこと

頭皮に悩んでいる人

AGA治療薬としてミノキシジルを内服する場合は、上記でお話ししたとおりさまざまな副作用が起こる可能性があるため基本的にはおすすめしません。

危険性のあるミノキシジル内服薬を利用する前に、薄毛対策としてできることはないか確認するところから始めましょう。

では薄毛・抜け毛対策として行なうべきこととしては、どのようなものがあるのでしょうか?

まずは生活習慣や食事の内容を見直そう

薄毛や抜け毛を引き起こす原因の1つとして、睡眠不足や脂質・糖質に偏った食事、過度な喫煙・飲酒習慣などの生活習慣・食生活の乱れが挙げられます。

普段から夜ふかしすることが多く睡眠時間が短い場合や、頻繁にタバコを吸う・深酒をするなどが原因で睡眠の質が悪い場合は改善に努めましょう

また食事に関しても脂質・糖質に偏った食事ばかりを摂っていると頭皮環境が悪化してしまうため、栄養バランスを意識した食生活を送ることが大切です。

普段のヘアケア方法が合っているか確認しよう

普段髪の毛や頭皮環境のことを思ってシャンプーをしていると思いますが、以下のような方法でケアを行なっている場合は抜け毛・薄毛につながりかねません。

・洗浄力の強いシャンプーを使っている
・何度も繰り返しシャンプーしている
・洗髪するときに力を入れてゴシゴシ擦っている
・40℃以上のお湯で髪の毛をすすいでいる
・ドライヤーを使わず自然乾燥している

このようなヘアケアを行なっていると頭皮が乾燥してしまい、結果として炎症などを引き起こしやすくなり頭皮環境が悪化します。

頭皮環境が悪化すれば髪の毛が正常に育ちにくくなるため、自分の肌質に合ったシャンプーでやさしく洗うように心がけ、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流すことを意識してください。

また自然乾燥してしまうと髪の毛の水分が一緒に蒸発して乾燥してしまうため、ドライヤーでしっかりと乾かすようにしましょう。

発毛サロンに通って適切なケアを受けよう

すでに生活習慣やヘアケアの見直しのほかに、育毛剤・AGA治療薬を試してみたものの思ったような効果・改善が見られなかった、という方もいるかもしれません。

これまでの対策ではしっかりと薄毛の原因にアプローチできていない可能性があるため、薄毛・抜け毛にお悩みの方はぜひ発毛のプロ「スーパースカルプ発毛センター」にご相談ください。

スーパースカルプ発毛センターでは自社製品を使って男性ホルモンの分泌を抑える方法や、人工太陽光とマッサージで頭皮の毛細血管を拡張するといった方法で頭皮環境を改善していきます。

また遺伝的要素が強い薄毛に対しても、スーパースカルプ発毛センター独自の療法で悩みを解決することが可能です。

睡眠・食生活に対するアドバイスも行なっており、日々の生活習慣で乱れたホルモンバランスを整えるお手伝いもしているため、薄毛・抜け毛にお悩みの方はぜひお近くのスーパースカルプ発毛センターまでお越しください

ミノキシジルを使っていた方の症例

発毛専門サロンの「スーパースカルプ発毛センター」では、これまでにミノキシジルを使っていたけれど発毛効果を実感できなかったという方からも多くご相談をいただいており、発毛の実績もございます!

ここでは、ミノキシジルを使っていた経験のある方2名の症例をご紹介します!

※効果には個人差があります。

ミノキシジルを使っていた方の症例①45歳男性の発毛実績

ミノキシジル使用経験がある男性の発毛実績

コメント抜粋「リアップを8ヶ月ほど使用していましたが、効果がありませんでした。通い始めて2カ月ほどで多かった抜け毛も減ってきました。」

市販の育毛剤で効果を感じられず、スーパースカルプ発毛センターへご相談いただきました。
カウンセリングの結果、うっ血やむくみ、湿疹などの症状がみられたため、マッサージなどを中心に改善のプランをご提案。4ヶ月を経過すると肉眼でも発毛が確認できるようになりました!

【45歳男性発毛実績】過去にリアップX5を8ヶ月使用もその効果は!?

ミノキシジルを使っていた方の症例②ミノキシジル服用2年の女性

ミノキシジル使用経験がある女性の発毛実績

コメント抜粋「服用のミノキシジルで少し回復しましたが、量を減らすと効果が落ちるという状況。今では分け目も自然な位置に作れて、透けている部分もほとんど気にならないし、ヘアスタイルが崩れにくくなり、好きな髪形にする事ができます。」

様々なメーカーの発毛ケアを試してみても効果を感じられず、根本的な解決をもとめてスーパースカルプ発毛センターへご相談いただきました。
毛穴が小さく、栄養不足になっている毛が多い状態で抜け毛も多くなっていたため、スーパースカルプ発毛センターでのケアに加えて日々の生活面でも改善のサポートを行いました。

ご来店いただくようになってから9か月を過ぎる頃には髪にもツヤが出始め、ご本人からも効果を実感いただいております。

【女性の薄毛治療】ミノキシジル服用歴2年。その効果の実態は!?

ミノキシジルの効果や危険性・副作用まとめ

ミノキシジルは血管拡張作用によって頭皮の血流を良くし、髪の毛の成長に必要不可欠な栄養・酸素を行き渡りやすくして薄毛・抜け毛の悩みを解決へと導いてくれます。

しかし本来は高血圧治療として使用されている薬のため、AGA治療目的で使用する場合は副作用などの危険性があり注意が必要です。

その危険性の高さからミノキシジル内服薬は厚生労働省から認可されておらず国内での製造・販売が禁止されていますが、医師による輸入・処方は可能となっているため、服用を検討している方は事前に副作用などのリスクをしっかりと把握しておくようにしましょう。

人によっては副作用の症状が深刻化する可能性もあるため、ミノキシジルを使用する前にできることがないか考えてみてはいかがでしょうか。

スーパースカルプ発毛センターでは育毛剤やAGA治療薬で効果がなかった方や、頭皮マッサージや育毛シャンプーを使っても薄毛が改善されないという方にも独自のアプローチで悩みを解決へと導きます

現在進行系で薄毛にお悩みの方はもちろん、最近抜け毛が増えて将来的にハゲないか心配という方も、ぜひお気軽にお近くのスーパースカルプ発毛センターにご相談ください

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